東京五輪ウエイトリフティング女子49kg級の三宅宏実さんは、女性五輪選手としては史上2人目の5大会連続出場を決めた選手です。
そんな三宅宏実さんは、どんな経歴でどこの出身なんでしょうか。
そこで三宅宏実さんの学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪ウエイトリフティング女子49kg級)をご紹介します。
三宅宏実さんの学歴・出身校
三宅宏実さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
三宅宏実さんのプロフィール
- 氏名:三宅宏実 (みやけひろみ)
- 生年月日:1985.年11月18日
- 出身地:埼玉県新座市
- 身長:147㎝
- 体重:48㎏
- 血液型:O型
三宅宏実さんの学歴・出身校
三宅宏実さんの最終学歴は、法政大学キャリアデザイン学部です。
法政大学は、東京六大学の一つで、現在はスーパーグローバル大学にも選定されています。
同校の重量挙部は、1951創部の歴史ある部活で、日本大学対抗戦においては最多優勝を誇る、大学重量挙界のトップです。
東京・メキシコ五輪金メダリストの伯父・義信さん、メキシコ五輪銅メダリストの父・義行さんも同校のOBです。
高校は埼玉栄高等学校を卒業しました。
埼玉栄高等学校は埼玉県さいたま市にある私立高校で、三宅宏実さんの二人の兄も卒業しています。
部活動が大変盛んな高校で、サッカー、卓球、レスリング、体操など、全国大会制覇の実績ある部活が数多くあります。
東京五輪ウエイトリフティング代表に内定している安藤美希子さんも同校の卒業生です。
出身中学は新座市立第二中学校です。
第二中学校は、令和2年4月現在、28クラス生徒数996名のマンモス校です。
出身者の中には、女優の相本久美子さんや川島海荷さんがいます。
小学校は新座市立東野小学校を卒業しています。
東野小学校は1974年開校の学校です。
三宅宏実さんは2019年2月に母校を訪問し、後輩の児童たちに講演を行っています。
三宅宏実さんの子供時代とご家族情報
👨👨👧オリンピックと家族👨👨👧
ウェイトリフティング
三宅義信さん🥇🥇🥈
三宅義行さん🥉
三宅宏実選手🥈🥉オリンピック3大会連続でメダルを獲得した義信さん、メキシコシティ1968では弟の義行さんと共に表彰台に上がりました。
義行さんの娘・宏実選手は、2大会連続でメダルを獲得しました。#Olympics pic.twitter.com/Oo2kQdiPVw— オリンピック (@gorin) September 18, 2020
三宅宏実さんと言えば、伯父、父親、兄などが有名なウエイトリフティング選手というエリート一家に生まれた、いわばサラブレッドです。
伯父の三宅義信さんは、東京・メキシコ五輪の金メダリスト、父親の義行さんはメキシコ五輪の銅メダリスト、次兄の敏博さんは全国大会の男子77㎏級で4度の優勝経験のある全日本王者で、全日本女子チームのヘッドコーチもしています。
また長兄の敏允さん、従兄弟の義徳さんも競技経験者です。
母親の育代さんは、音大出身でピアノの先生をしています。
三宅宏実さんは幼いころから、母にピアノを習っていました。
ウエイトリフティングのエリート一家に育った三宅宏実さんですが、小さい頃から英才教育を受けていたのかというと、そんなことはありませんでした。
父・義行さんが「女の子に重量挙げはさせない」という方針だったため、中学ではソフトテニス部に所属し、ピアノも続けていました。
しかし、二人の兄が競技をしていたため、母と試合を観に行く機会があり、ウエイトリフティングがどのようなものかは分かっていたといいます。
三宅宏実さんの経歴
三宅宏実さんは、15歳でウエイトリフティングを始めて以来20年間、父・義行さんの指導のもと、二人三脚で歩んできました。
そんな三宅宏実さんは、どのような経緯でウエイトリフティングと出会い、どのような実績があるのでしょうか。
ウエイトリフティングとの出会い
ウエイトリフティングの三宅宏実選手の @Tokyo2020jp 出場が決定🤩🙌
日本女子で夏季オリンピックに5大会連続で出場するのは、柔道の谷亮子さんに続き2人目になります✨
おめでとうございます!@hiro1118th #Tokyo2020 pic.twitter.com/I0lzlgHUEz— オリンピック (@gorin) June 15, 2021
幼いころから母にピアノを習い、夢はピアニストだったという三宅宏実さんが、ウエイトリフティングを始めたのは中学3年の時でした。
シドニー五輪の女子ウエイトリフティングを観て感動し、父・義行さんの指導のもと競技を始めました。
三宅宏実さんが、ウエイトリフティングを始めるにあたって、父と約束したことが、「オリンピックでメダルを取ること」でした。
経歴・エピソード
初めは自宅の台所を練習場に、父から基礎を叩き込まれました。
練習を開始して3か月後には、父が高校1年で挙げた重量と同じ42.5㎏を挙げています。
高校は2人の兄の母校でもある埼玉栄高校へ進学し、ウエイトリフティング部で本格的に競技人生をスタートします。
授業が終わると父が学校に来て、マンツーマンで指導をする毎日でした。
高校2年の時には全国高校女子選手権で優勝し、3年では全日本選手権で優勝します。
この時は次兄も同大会で優勝しており、兄妹優勝を果たしています。
2004年には、父や伯父、長兄の母校である法政大学へ進学、53㎏級から五輪上位が狙える48㎏級に転向します。
入学直後のアテネ五輪代表選考会兼全日本選手権で優勝し、親子2代五輪出場を果たします。
大学を卒業すると投資会社アセット・マネージャーズ(現いちご株式会社)に入社し、ウエイトリフティング部に所属します。
2015年には選手兼任コーチに就任し、選手として活動するかたわら、後輩選手の指導にもあたっています。
主な戦績
【ウエイトリフティング】リオ五輪銅メダル三宅宏実選手が全日本選手権で11年ぶりに女子48キロ級に出場。
スナッチでは金沢学院大学の高橋選手に並ばれたものの、クリーン&ジャークで逆転。
トータル181キロで見事優勝を飾りました。#三宅宏実 #ウエイトリフティング #日テレ #Going_tv pic.twitter.com/Fh45Ir0QbZ
— 『Going! Sports&News』毎週土日23時55分放送 (@Going_SN) May 25, 2018
アテネ五輪で初出場して以来、5大会連続で五輪出場を果たしている三宅宏実さんは、東京大会を最後の五輪とすることを決めているといいます。
そんな三宅宏実さんは、これまでに数々の戦績を残していますが、その主なものをご紹介します。
2012年ロンドン五輪48㎏級で銀メダル、2016年リオ五輪48㎏級で銅メダルと、2大会連続でメダルを獲得します。
全日本選手権は、2014年には53㎏級で、2018年には48㎏級で優勝しています。
東京大会では、ロンドン、リオに引き続き、3大会連続のメダル獲得を目指します。
まとめ:三宅宏実の学歴・出身校と経歴
今回は、三宅宏実の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪ウエイトリフティング女子49kg級)についてご紹介しました。
中学3年でウエイトリフティングを始めて以来、父の指導のもと五輪を始めとする国内外の大会で活躍してきた三宅宏美さん。
アテネ大会からリオ大会まで4大会連続の五輪出場、2大会連続のメダル獲得という成績には、父との二人三脚もさることながら、やはりウエイトリフティング一家のDNAというものを感じずにはいられません。
三宅宏実さんは、5大会目となる東京大会を最後の五輪と決めているといいます。
しかし、今後も指導者など、何らかの形で女子ウエイトリフティング界を支えて行ってくれるのではないかと思います。
これからも、三宅宏美さんの活躍を応援していきたいと思います。