現在プロ入り2年目、Jリーグ川崎フロンターレに所属している三笘薫さんは、2022年ワールドカップの男子サッカー日本代表に選出されました。
また、2021年度の日本コカ・コーラ『アクエリアス』のCMに起用されるなど、今大変注目されている選手です。
そんなサッカー以外でも活躍されている三笘薫さんの学歴や経歴についてご紹介いたします。
三笘 薫の学歴・出身高校と大学
三笘 薫さんの学歴や出身校についてまずはみてみましょう。
三笘 薫さんの出身大学
三笘 薫さんは筑波大学体育専門学群を卒業されています。
同校の体育会サッカー部は創部125年を誇り、全日本大学サッカー選手権大会でも優勝経験のある大学サッカー界の強豪校です。
高校時代は川崎フロンターレのユースでプレーをし、トップチームへの昇格も打診されていました。
しかし三笘 薫さん本人は「当時の自分にはプロでやっていくだけの自信がなかった」とのことで、大学サッカー界の名門・筑波大学へ進学します。
大学時代の三笘薫さんは学業も疎かにせず、文武両道を心がけていました。
また、サッカーに向き合う姿勢はストイックで、細い体をたくましくするためにあらゆる努力をし、その一つに栄養学に基づく食事管理があります。
遠征の際もスーツケースがパンパンになるほど自分で食べ物を用意していました。
また、三苫薫選手は大学の卒論が、サッカーのドリブルに関する研究だったことが公開されていますね。
大変評価が高いそうで、今の三苫薫選手のドリブルが有るのも研究が大きくかかわっているのでしょう。
大学2年生時の天皇杯2回戦ベガルタ仙台戦では2得点を挙げ勝利に貢献すると、同年8月にはユニバーシアード日本代表に選出され、2017年夏季ユニバーシアード(台北)で金メダルを獲得します。
そして、同年9月、川崎フロンターレの特別指定選手に承認され、選手登録されました。
筑波大学体育専門学群のサッカー部卒業生には、FIFAワールドカップ2022に一緒に出場した谷口彰悟選手や久保建英選手のお父さんもいます。
三笘 薫さんの出身高校
高校は川崎市立橘高等学校卒業です。
同校は公立高校にも関わらずスポーツ科があります。
首都圏内でスポーツ科がある公立高校は10校ありますが、そのうちの4校が神奈川県にあります。
神奈川県には、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、横浜FC、湘南ベルマーレをはじめ、野球、バレーボール等、同県を本拠地としているスポーツチームが多数あります。
そのため、県全体でスポーツが盛んなのは当然でしょう。
三笘 薫さんは、高校時代は川崎フロンターレのユースに所属していたので、学校の部活動には所属していませんでしたが、おそらくスポーツ科に通われていたのだと思います。
三笘 薫さんの出身中学
出身中学校は川崎市立有馬中学校です。
三苫薫さんの出身地は神奈川県川崎市なので、地元の中学校に通われていたのだと思います。
ちなみに、2学年下の同校出身者には現在ドイツのブンデスリーガ、フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属している田中碧さんもいます。
中学校時代、三笘薫さんは川崎フロンターレのジュニアユースに所属していました。
三笘 薫さんの出身小学校
そして、小学校は川崎市立鷺沼小学校出身です。
三笘 薫さんは小学生の時に地元の強豪チーム・さぎぬまSCに所属していましたが、その後川崎フロンターレU-10に加入します。
高校卒業まで川崎フロンターレの下部組織でプレーをした生粋の川崎っ子です。
小学5年生時にはFIFA公認の国際サッカー大会でU-12年代の世界一を決めるダノンネーションズカップに出場し、6年生時には全日本少年サッカー大会にも出場しています。
三笘 薫さんの経歴
現在24歳でプロ入り2年目の三笘薫さんは、大卒大物ルーキーとして注目されていた選手です。
そんな三笘 薫さんのサッカーとの出会いや、経歴についてご紹介いたします。
サッカーとの出会い
3歳上の兄の影響でサッカーを始め、幼稚園時代はスクールにも通っていましたが、小学生の時に地元の強豪チーム・さぎぬまSCに入り、本格的にサッカーを始めます。
経歴・エピソード
大学2年生時の2017年9月、川崎フロンターレの特別指定選手に承認され、選手登録されると、翌年7月、2020年シーズンより川崎への加入が内定しました。
2018年(大学3年生)、2019年(大学4年生)も特別指定選手として川崎フロンターレに選手登録され、2019年9月8日のルヴァンカップ・準々決勝第2戦の名古屋グランパス戦でデビューを果たします。
大学卒業後、2020年より川崎フロンターレに入団し、2月22日、開幕戦のサガン鳥栖戦でJ1デビューを果たすと、7月26日の第7節・湘南ベルマーレ戦でプロ入り初ゴールを決めます。
同試合から8月20日の第11節・セレッソ大阪戦までの期間で公式戦5試合連続ゴールを記録しました。
そして、10月14日のサンフレッチェ広島戦では新人史上5人目となる二桁得点を記録することとなります。
また、2021年2月20日に行われたゼロックススーパーカップの試合では2得点を決める活躍を見せました。
日本代表歴については、これまでにユニバーシアード、U-20、U-21、全日本大学選抜、U-22、U-24で日本代表に選出されています。
主な戦績
三笘 薫さんのこれまでの主なタイトルは下記の通りです。
2017年 関東大学サッカーリーグ戦1部
2017年 ユニバーシアード 台北大会
2019年 ユニバーシアード ナポリ大会
2019年 デンソーカップサッカー(全日本大学選抜)
2020年 Jリーグ
2020年 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会
2021年 FUJI XEROX SUPER CUP
小学校時代から全国大会出場などの輝かしい成績を残していますが、三笘薫さんが特に注目されるようになったのは大学時代からです。
ユニバーシアード日本代表では2度もタイトルを獲得しています。
高校卒業後、そのままプロ入りしたとしても、おそらくJリーグで活躍する選手にはなっていたと思います。
しかし、これほどまでに注目される選手にはなっていなかったかもしれません。
やはり、筑波大学での4年間が三笘薫さんを大きく成長させたのだと思います。
三笘 薫さんのプロフィール
- 氏名:三笘薫(みとま かおる)
- 生年月日:1997年5月20日
- 出身地:神奈川県川崎市
- 身長:178cm
- 体重:71kg
- 血液型:O型
三笘 薫さんはなでしこジャパンの三浦成美さんとは家族ぐるみでのお付き合いがある幼馴染で、幼稚園の年中児にはクラスも同じでした。
その三浦成美さんは子供時代の三笘薫さんを「どちらかというとお兄ちゃん的な感じで、頼りがいがある」と語っています。
そんな三笘 薫さんの父親は陸上競技、母親はバレーボールの経験者です。
三笘薫さんもサッカー以外で好きなスポーツに陸上競技、テニス、卓球を挙げていて、家族みんなスポーツ大好きであることが分かります。
異なるスポーツではありますがご両親がやっていた競技をいいとこ取りした遺伝子が三笘薫さんに受け継がれ、三笘薫さんの得意技である超絶ドリブルが生まれたのかもしれません。
また、三笘家は大変仲が良く、三笘薫さんは家族といる時がホットとする瞬間で、家族LINEも頻繁にしています。
そして、ご両親のことを「尊敬できる人」と語っています。
三笘薫さんは2人兄弟で3歳上の兄がいます。
お兄さんがサッカーをしていたのがきっかけで、三笘薫さんもサッカーを始めました。
お兄さんは現在も趣味でサッカーを続けています。
三笘 薫さんはスポーツに理解のあるご家族に囲まれ、心の拠り所であるご家族に支えられながら競技生活を続けています。
まとめ
今回は男子サッカー日本代表の三笘 薫さんの学歴や経歴に注目してみました。
高校時代にユースに所属している場合、高校卒業後にトップチーム昇格を目標にしている人が多い中、三笘薫さんは自ら大学進学の道を選びました。
華のあるJリーグの世界ではなく、まずは自分に足りないものを補うことを選んだ三笘薫さんは、自己分析力が優れていて芯の強い選手であると感じました。
Jリーグが発表した「ドリブル成功回数が多い選手TOP10」の第3位にランクインしている三笘 薫さんの今後のご活躍を期待しています。