東京五輪サッカー(女子)FW代表の岩渕真奈さんは、イングランドを本拠地とする女子サッカークラブのアーセナル・ウィメンFCで活躍中です。
そんな岩渕真奈さんの経歴、家族、幼少期について調べてみました。
岩渕真奈さんの学歴・出身校
岩渕真奈さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
岩渕真奈さんのプロフィール
氏名 | 岩渕 真奈(いわぶち まな) |
生年月日 | 1993年3月18日 |
出身地 | 東京都武蔵野市 |
身長 | 155cm |
体重 | 52kg |
血液型 | O型 |
岩渕真奈さんの学歴・出身校
岩渕真奈さんは、駒沢女子大学に進学しました。
人文学部国際文化学科に入学しましたが、大学2年生の時にドイツのブンデスリーガに移籍するために休学しています。
中学生の頃からなでしこリーグで活躍していた人気選手だったので、学業と両立をするのは難しかったのかもしれません。
そのため、卒業しているかどうかは確認ができませんでした。
出身高校は、東京都小平市にある都立小平西高等学校です。
東京のベッドタウンとして知られる小平市の西部に位置し、「創造・協調・健康」を教育の柱としています。
まさにサッカー選手に必要なものを表している教育目標ですね。
プロキックボクサーの久保優太さん、賢司さん兄弟もこの学校の卒業生です。
出身中学校は東京都武蔵野市にある、市立第六中学校です。
岩渕真奈さんは小中一貫教育の私立小学校に通っていましたが、中学校は公立校に進学しています。
詳細は公表されていませんが、中学校入学と同時に女子サッカーチームの下部組織に所属したことが理由の一つかもしれません。
出身小学校は同じく武蔵野市にある、私立武蔵野東小学校です。
「ともに生きる」を教育方針としており、健常児と自閉症児が一緒に学び、お互いを理解して高め合うことを目的としている、世界的にも珍しい学校です。
タレントのウエンツ瑛士さんもこの小学校の卒業生です。
一つのことにとらわれずに視野を広く持つ姿勢を学んだことが、現在の岩渕真奈さんの世界での活躍に役立っているのかもしれません。
岩渕真奈さんの子供時代とご家族情報
岩渕真奈さんは、どのような子供時代を過ごしたのかを見ていきましょう。
またご家族の情報についても調べてみました。
岩渕真奈さんは両親と兄の4人家族という環境で育ちました。
兄の岩渕良太さんもサッカー選手で、現在はJリーグの藤枝MYFCに所属し、FWもMFもこなせるマルチプレーヤーとして活躍しています。
父の情報は公表されていませんが、兄のSNSには家族で一緒に写った写真が投稿されています。
また、母の恵美さんは子供たちがサッカーに打ち込める環境を作るとともに、教育にも力を注ぎました。
実家では犬が飼われており、明るい家族とかわいい犬に囲まれて素直に育ったことがうかがえます。
岩渕真奈さんの経歴
中学生の頃から女子サッカーチームに加入し、持ち前のスピードで相手選手をかわしてゴールに進むプレースタイルで人気の岩渕真奈さん。
そんな岩渕真奈さんですが、どのような経緯でサッカーと出会い、どのような実績があるのかを見ていきましょう。
サッカーとの出会い
🇯🇵 @buchi_mana 🔥 pic.twitter.com/aTjOzcQQGo
— Arsenal Women (@ArsenalWFC) June 10, 2021
岩渕真奈さんは幼少期にはピアノやバレエを習っていましたが、兄の影響を受けて、小学2年生からサッカーを始めました。
きっかけは、兄が所属していた地元武蔵野市の関前サッカークラブに初の女子選手として加入したことです。
ひときわ小柄だった岩渕真奈さんですが、そこで男子選手に負けまいと練習し、頭角を現します。
数年後には「関前サッカークラブにはすごい選手がいる」と、サッカー関係者の間で有名になりました。
「すごい女子選手」ではなく、「すごい選手」がいると評判になったことからも、岩渕真奈さんの当時からの抜きんでた実力を知ることができます。
そして、中学校入学と同時に、女子サッカーチームの日テレ・ベレーザの下部組織にスカウトされて所属しました。
日テレ・ベレーザやメニーナには同じサッカー選手の遠藤 純さん・清水梨紗さん・宮川麻都さん・北村菜々美さんがいます。
そこでもFWとして数多くのゴールを決め、14歳で早くもなでしこリーグ戦にデビューしました。
翌年、15歳にしてU-17の女子ワールドカップ日本代表としてニュージーランドに派遣されます。
ワールドカップで日本はベスト8敗退でしたが、岩渕真奈さんはその活躍が認められて、最優秀選手に与えられるゴールデンボール賞を受賞しました。
当時のFIFAの報道では「日本のダイヤモンドの原石が現れた」と記され、大きな話題になりました。
経歴・エピソード
ワールドカップでの活躍をきっかけに、岩渕真奈さんはその後もなでしこリーグで快進撃を続けます。
2011年のFIFAワールドカップには最年少の18歳で選出され、決勝のアメリカ戦に出場して日本の初優勝に貢献しました。
その功績が認められ、なでしこジャパンは国民栄誉賞を受賞します。
岩渕真奈さんは史上最年少の18歳での受賞者となりました。
サッカー選手としては決して恵まれた体格ではありませんが、自身のSNSで「成長するためには小さな努力の積み重ね。成長し続けよう」と記しています。
幼い頃から男の子たちの中で努力を積み重ね、世界で活躍する土台を培っていったのでしょう。
いつも笑顔を絶やさず、明るいイメージの岩渕真奈さんですが、見えないところでは人一倍の努力をしていることがうかがえますね。
主な戦績
One goal. Two assists. 5-1 win. @buchi_mana was on fire against Mexico this morning 😎 pic.twitter.com/kPWEzoCYB4
— Arsenal Women (@ArsenalWFC) June 13, 2021
岩渕真奈さんは現在、世界トップクラスのFWとしてイングランドでプレーをし、東京オリンピックでの活躍が期待されています。
主な戦績は以下の通りです。
【個人成績】
- 2008:なでしこリーグ 新人賞
- 2010:なでしこリーグカップ MVP
- 2011:なでしこリーグ 敢闘賞、ベストイレブン
- 2018:AFC女子アジアカップ MVP
- 2019:EAFF E-1サッカー選手権 得点王
【代表選出歴など】
- 2008:第1回 17歳以下女子ワールドカップ ベスト8
- 2011:第6回女子ワールドカップ 優勝 ※日本初。同年に国民栄誉賞を受賞
- 2012:ロンドンオリンピック 銀メダル
- 2018:AFC女子アジアカップ 優勝
相手をかわしながら前進する岩渕真奈さんのプレースタイルは見るものを圧倒する力があります。
東京オリンピックでもそのテクニカルなプレーで、観客を魅了してくれることでしょう。
まとめ:岩渕真奈の学歴・出身校と経歴
今回は、岩渕真奈さんの学歴や経歴、家族についてご紹介しました。
小学生の頃から男子の中で練習を重ね、中学生ですでに世界に羽ばたいていた岩渕真奈さん。
2012年のロンドンオリンピックではケガに泣かされましたが、回復後はドイツに渡り、世界をもっともよく知る選手の一人となりました。
2021年からはイングランドのアーセナル・ウィメンズFCで、そのプレーをチャーミングな笑顔でサッカー大国のファンをくぎづけにしています。
日本屈指のFWとなった岩渕真奈さんを、これからも応援し続けましょう。