東京五輪柔道81kg級(男子)出場選手の永瀬貴規さん。
2016年のリオデジャネイロ五輪柔道81kg級(男子)で銅メダルを獲得するなどした永瀬貴規さんはどんな経歴でどこの出身なんでしょうか。
そこで永瀬貴規の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪柔道81kg級(男子))をご紹介します。
永瀬貴規さんの学歴・出身校
2歳年上の兄の影響で柔道を始めた永瀬貴規さん。
そんな永瀬貴規さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、子供の頃のエピソードや家族構成について見ていきましょう。
永瀬貴規さんのプロフィール
氏名 | 永瀬貴規(ながせ たかのり) |
生年月日 | 1993年10月14日 |
出身地 | 長崎県長崎市 |
身長 | 181cm |
体重 | 81kg |
血液型 | A型 |
永瀬貴規さんの学歴・出身校
永瀬貴規さんの最終学歴は筑波大学卒業です。
大学では体育専門学群を専攻しました。
高校は長崎日本大学高等学校を卒業しました。
この高校は難関大学を目指すコースから進学と部活動の両立を目指すコースまであり、生徒それぞれの進路希望に合わせた学習環境を整えています。
永瀬貴規さんは高等学校では国公立大学進学クラスで学び、文武両道を貫かれたそうです。
長崎日本大学高等学校は文武両道の学習環境の中、多くのスポーツ選手が卒業しています。
現在、プロ野球で広島東洋カープのエース投手として活躍している、大瀬良大地選手も卒業生です。
出身の中学校は長崎大学教育学部附属中学校です。
小学校は長崎大学教育学部附属小学校に通っていました。
この中学校と小学校は永瀬貴規さんの地元の長崎市に有り、中学校と小学校は併設しています。
中学の卒業生には劇団EXILEのメンバーの秋山 真太郎がいます。
永瀬貴規さんの子供時代とご家族情報
永瀬貴規さんは、小学5年生で全国大会に出場し、後に60kg級で日本代表となる高藤直寿さんとの対戦に敗れ5位でした。
6年生になり、再び全国大会で高藤直寿さんと戦うことになりますが、敗れてしまいベスト16という結果でした。
しかし、小学生当時から敗れてしまっても試合会場で兄や上級生の試合を熱心に観戦したり、テレビ放送を録画して技を覚えていくなど非常に研究熱心だったようです。
中学の頃からは、母親の手作りカスピ海ヨーグルトを毎日食べていたそうです。
カスピ海ヨーグルトは健康に良いのはもちろんのことタンパク質が豊富なので、今の強靭な肉体を作りあげる大事な役目を果たしていたのでしょう。
永瀬貴規さんの家族構成は両親と兄・姉がおり、3人兄弟の末っ子です。
お父さんの永瀬政司さんは長崎税関の勤める、エリート国家公務員です。
仕事柄転勤が多く単身赴任をすることも多くありました。
お母さんの永瀬小由利さんは、テニスで全国大会にも出場経験のあるスポーツ選手でした。
永瀬貴規さんの運動神経は母親譲りかもしれませんね。
小由利さんは遠くの道場までの送迎や、海外遠征時の付添などサポートをたくさんしてきました。
兄の永瀬涼さんも柔道をやっていました。
日本体育大学出身で、全国大会で準優勝の経験もあります。
現在は柔道を引退し、地元の高校で教員として働いています。
お父さんが長崎税関で勤務しているということもあり、転勤が多かったため官舎生活が中心となっていたため、密接した環境で生活していました。
そのような環境で過ごすことが多かったためか、家族・兄弟の仲はとても良いそうです。
永瀬貴規さんの経歴
永瀬貴規さんといえば「テコの原理」を使っているような柔らかな柔道スタイルで有名です。
力に頼らず、力業で来る相手を骨抜きにして倒すスタイルです。
長いリーチを生かして絶妙な体さばきで相手の力を受け流し、小さな力で大きな力を生み出す技を仕掛けてここまで活躍してきました。
その永瀬貴規さんの経歴を見ていきたいと思います。
柔道との出会い
永瀬貴規さんは2歳年上の兄の影響もあり6歳の頃から、1969年の世界選手権で銀メダルを獲得した平尾勝司さんが師範を務める「養心館」で柔道を始めました。
平尾勝司さんは永瀬貴規さんの大叔父にあたるそうです。
小学生高学年の頃からは「修瑜館(しゅうゆかん)」にも通い始めましたが、出場する大会では惨敗続きだったようです。
経歴・エピソード
長崎日本大学高等学校への進学は柔道部監督の松本太一さんに「俺と一緒に日本一になろう」と熱心な勧誘を受け進学しました。
入学後はメキメキと実力をつけ、1年生の高校選手権81kg級で優勝を飾りました。
3年生の頃には国内ビッグタイトルの一つである講道館杯で社会人・大学生の選手も出場する中、高校生ながら3位という好成績を収めました。
2012年に筑波大学に進学すると更に活躍は続きました。
2年生の時にはグランドスラム東京に出場した際は、当時世界ランキング126位でした。
しかし、準々決勝で世界ランキング2位の選手を破り、決勝でも世界ランク1位の選手を破りました。
その結果、5試合全て一本勝ち優勝を飾り、世界ランキングは一気に23位に上昇しました。
4年生になっても活躍は続き、全日本学生柔道優勝大会では、筑波大学を国公立大学初となる優勝へ導く活躍をしました。
昔から「出場したい」という憧れを持っていた五輪ですが、大学時代の国際大会での活躍で「夢」から「目標」に変わりました。
その頃から意識も変わり、口だけでなく本気で五輪出場を目指していきました。
大学卒業後の2016年からは旭化成に所属となりました。
この年、リオデジャネイロオリンピックに出場し銅メダルを獲得しましたが、悔しい結果となり表彰台では笑顔がありませんでした。
順調に選手生活を進める、永瀬貴規さんですが、2017年の柔道世界選手権81kg級で、大外刈を仕掛けた際に右膝を痛めてしまいました。
検査の結果、右膝の内側側副靱帯と前十字靱帯の損傷と大きな怪我であることがわかり、手術をすることとなりました。
怪我から復帰後はなかなか調子を取り戻すことができず、本来の活躍ができない状況でした。
しかし、2019年に国際大会で4勝するなど、見事に復活を遂げました。2020年の年の東京五輪選考対象の大会では初戦敗退をしてしまいましたが、2019年の活躍が認められ、男子81kg級の代表に内定しました。
主な戦績
主な戦績としては、2010年の高校選手権優勝を皮切りに、毎年のように優勝に絡み、日本国内だけでなく世界でも数々の戦績を残しています。
2016年のリオデジャネイロ五輪での銅メダルを始め、2015年世界選手権やグランドスラムでの優勝を飾っています。
まとめ
今回は永瀬貴規の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪柔道81kg級(男子)ついてご紹介しました。
「テコの原理」を使っているような、柔らかな柔道スタイルの永瀬貴規さん。
この記事では永瀬貴規の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪柔道81kg級(男子)を紹介してきました。
お兄さんの影響で小さい頃から柔道に打ち込み、日本のみならず国際大会においても華々しい活躍をされてきていますね。
前回のリオデジャネイロ五輪後に大きな怪我をしてしまいましたが、怪我を乗り越えて東京五輪の出場権を獲得しました。
リオデジャネイロ五輪では悔しい結果で笑顔のない表彰台となりましたが、東京五輪では一番高いところで笑っている永瀬貴規さんの姿がみたいですね。