東京五輪女子マラソン代表3名のうちの1人、鈴木亜由子さん。
鈴木亜由子さんは、どのような学歴や経歴の持ち主なのでしょうか。
鈴木亜由子さんの気になる情報について、ご紹介していきたいと思います。
鈴木亜由子さんの学歴・出身校
鈴木亜由子さんの学歴や出身校、家族の情報など、子供の頃のエピソードも交えながら、見ていきましょう。
鈴木亜由子さんのプロフィール
氏名 | 鈴木亜由子(すずきあゆこ) |
生年月日 | 1991年10月8日 |
出身地 | 愛知県豊橋市 |
身長 | 154cm |
体重 | 38kg |
血液型 | 不明 |
鈴木亜由子さんの学歴・出身校
鈴子亜由子さんは、愛知県名古屋市にある名古屋大学経済学部の出身です。
名古屋大学には、スポーツ推薦ではなく一般入試で入られていますので、かなり頭も良いようです。
高校は、地元である愛知県豊橋市の愛知県立時習館高等学校の出身です。
偏差値70という進学校です。
正に文武両道という言葉がよく似合います。
中学校は地元の愛知県豊橋市にある豊橋市立豊城中学校です。
豊城中学校では陸上部がなく、バスケットボール部に所属していました。
小学校は愛知県豊橋市にある豊橋市立八町小学校の出身です。
生まれてから大学卒業まで、ずっと地元で過ごしました。
エリート陸上選手達が陸上強豪校へと進む中、地元の公立校を選んだ鈴木亜由子さんはかなり異色の存在といえます。
鈴木亜由子さんの子供時代とご家族情報
2016年6月第100回日本陸上女子5000m決勝 レース開始前の選手紹介の様子。鈴木亜由子の名前が呼ばれると、スタンドから大きな歓声が起こる。それに力強く手を挙げて答えた。 pic.twitter.com/aQTlSpcJtv
— 鈴木亜由子応援ページ (@Ayuko_ouennpage) July 14, 2021
鈴木亜由子さんは、父親・母親と祖父母、姉、兄との7人家族です。
ご実家は鈴木米殻店という、大正6年から続く老舗の米屋です。
地元では、「米屋のあゆちゃん」と呼ばれ、親しまれています。
今は親元から離れて暮らす鈴木亜由子さんですが、実家から度々送られてくるお米を食べて元気をもらっているそうです。
3人兄弟の末っ子として、家族からはとてもかわいがられて育ちました。
家族からも、地元からも愛されて育った鈴木亜由子さん。
鈴木亜由子さんを支えるパワーの源が、うかがえます。
鈴木亜由子さんの経歴
中学校ではバスケットボール部に所属し、陸上強豪校には行かず、地元の学校に進学した鈴木亜由子さん。
そんな鈴木亜由子さんは、どのような経緯でマラソンと出会ったのでしょうか。
マラソンとの出会い
かっこいいとかわいいを両方兼ね備えていて、尚且つ頭も良い鈴木亜由子選手。
人として尊敬でしかないですわ😆 pic.twitter.com/UbpX5tVnRX— コロネ (@Korone_nn) January 29, 2020
鈴木亜由子さんは小学校から中学校まで、豊橋陸上クラブに入っていました。
ご両親が土日も働いていたため、学童代わりに通うことになったのがきっかけです。
しかし、鈴木亜由子さんが陸上を始めると、天才少女と称される程にどんどん実力を伸ばしていきます。
そんな鈴木亜由子さんですが、進学した中学校には、陸上部がありませんでした。
そのため豊橋陸上クラブでは、鈴木亜由子さんのために、元々なかった中学生の部が創設されるというエピソードもありました。
経歴・エピソード
中学2年生の時には、全日本選手権の800mと1500mで優勝します。
翌年、中学3年生の時には、1500mで連覇を達成しました。
全国からのスカウトを断り、地元の進学校に進学した鈴木亜由子さんですが、高校時代には怪我で苦しむことになります。
足の甲の骨を2度、骨折してしまいます。
2度目の骨折の時は、腰の骨を足の甲に移植するという大きな手術となりました。
そのため、高校では主だった成績を残せないまま、大学への進学となりました。
名古屋大学を選んだ理由は、「男子選手と一緒に練習ができる環境があったから」というものでした。
男子と共に質の高い練習を行える、そんな環境が名古屋大学陸上部にはあったようです。
名古屋大学に入り、鈴木亜由子さんは再び躍進し始めます。
2010年大学4年生の時に世界ジュニア陸上競技選手権大会に日本代表として出場、女子5000mで5位に入賞します。
また大学4年生の時に、第27回夏季ユニバーシアードで日本代表に選出され、10000mで優勝、5000mで2位となる好成績を収めました。
大学卒業後は、日本郵便に入社し、同じ年に創設された日本郵政グループ女子陸上部に第1期選手として所属することになります。
2016年の第100回日本陸上競技選手権大会10000mでは優勝、5000mでは2位となり、リオデジャネイロ五輪女子10000mと5000mの日本代表に選ばれました。
けれども、リオデジャネイロ五輪では、左足の違和感から10000mを欠場します。
4日後に行われた5000mでは、予選で敗退、決勝進出とはなりませんでした。
そんな中、それまで陸上トラックで競技していた鈴木亜由子さんが、2018年8月の北海道マラソンに出場しました。
東京五輪では陸上トラックではなく、マラソンで代表を目指そうと決意したためでした。
初のフルマラソンへの挑戦でしたが、32km過ぎで独走となり優勝、東京五輪代表選考レースであるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権を、獲得することになりました。
主な戦績
2016年6月に行われた第100回日本陸上競技選手権大会(パロマ瑞穂スタジアム)女子10000mでは、同僚の関根花観とともに積極的に集団を引っ張り、最後は関根を突き放して31分18秒73で初優勝。 pic.twitter.com/5WD6SBh9xL
— 鈴木亜由子応援ページ (@Ayuko_ouennpage) July 19, 2021
陸上強豪校ではなく、地元の学校に通い、日本郵政グループ女子陸上部に所属した鈴木亜由子さん。
そんな鈴木亜由子さんの主な戦績は以下の通りです。
- 2016年 リオデジャネイロ五輪5000m 予選敗退
- 2017年 第101回日本陸上競技選手権大会5000m 2位、10000m 2位
- 2018年 第102回日本陸上競技選手権大会10000m 2位
- 2018年 北海道マラソン 優勝
- 2019年 第103回日本陸上競技選手権大会10000m 2位
- 2019年 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC) 2位
2度目のマラソンとなるMGCで見事に2位となり、1位の前田穂南さんと共に、東京五輪の代表に内定しました。
東京五輪に向けてマラソンに挑戦、短い準備期間だったと思いますが、素晴らしい結果で東京五輪代表を勝ち取ってくれました。
まとめ:鈴木亜由子の学歴・出身校と経歴
今回は、鈴木亜由子の学歴や経歴を紹介!出身高校や大学情報(東京五輪マラソン(女子))について、ご紹介しました。
小学生から陸上を始め、天才少女と呼ばれながらも陸上強豪校ではなく、地元の進学校に入学し、文武両道の道を歩んできました。
怪我にも苦しみながらリオデジャネイロ五輪に出場、結果は悔しいものとなりましたが、東京五輪では、女子マラソン代表として、更なる高みを目指します。
かわいらしい姿で、才能溢れる走りを見せてくれる鈴木亜由子さん。
東京五輪では多くの人達を魅了してくれることでしょう。
今後の活躍を応援したい選手です。