東京五輪射撃ライフル(女子)の平田しおりさんは、6年前から射撃競技を始めて劇的なスピードで成績を収めてきた選手です。
そんな平田しおりさんは、どんな経歴でどこの出身なんでしょうか。
平田しおりさんの学歴・出身校
平田しおりさんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
平田しおりさんのプロフィール
氏名 | 平田しおり(ひらたしおり) |
生年月日 | 1999年11月6日 |
出身地 | 石川県 |
身長 | 160cm |
体重 | 53kg |
平田しおりさんの学歴・出身校
こんばんは🌙
本日、春関本戦全日程が終了致しました!限られた時間の中での活動でしたが、男女総合優勝することができました🏆
次回の試合に向けて今後も頑張ってまいります!
応援ありがとうございました🙇♀️ pic.twitter.com/ykaKs5v9gT— 明治大学体育会射撃部 (@Meiji_TSC) July 4, 2021
平田しおりさんは現在、明治大学政治経済学部の4回生で、射撃部副主将も務めています。
射撃部は2021年で創部100周年を迎えた歴史ある部で、実績は全国トップクラスです。
インカレは男女合わせて26回の優勝を誇り、2011年には創部以来初のインカレ男女総合優勝を果たしています。
最近では、2020年のインカレで女子総合3連覇を成し遂げるほどの実力があり、もちろん平田しおりさんはこの快挙の立役者となっています。
高校は石川県立金沢伏見高校を卒業しています。
金沢伏見高校は、石川県金沢市にある男女共学の公立高校です。
実は平田しおりさんは高校では書道部に在籍しており、週末だけ射撃の練習を行っていました。
法律の関係上、高校生の間はエアライフルで腕を磨いていました。
中学は能美市立根上中学校です。
能美市立根上中学校は石川県能美市にある公立の中学校です。
この時はまだ射撃を始めてなく、家庭部に在籍しながら書道を習う文化系女子でした。
ちなみに書道の腕前は、特待生と呼ばれる最上段位保有者です。
小学校は情報が公開されていませんでしたが、中学の進学先から以下の学校ではないかと推測できます。
- 能美市立浜小学校
- 能美市立福岡小学校
小学校でも文化系でしたが、唯一水泳教室には通っていたことがありました。
ただ、スポーツは得意な方ではなかったとインタビューで答えています。
平田しおりさんの子供時代とご家族情報
平田しおりさんは石川県能美市大成町で生まれ、高校を卒業するまで地元で過ごしています。
高校生になるまでスポーツとはほぼ無縁で、幼少期に多くの子供が習う水泳教室が唯一したことのあるスポーツでした。
習い事は書道で小学1年生の頃から始めて中学3年生まで習っており、最上段位保有者の優待生になる程の腕前で、書道で培った集中力は射撃にも繋がっていると本人は話していました。
家族構成は父親、母親、妹の4人家族。
公開されている情報は父親のみで、展也(のぶや)さんといいます。
父親はクレー射撃をしており、今も現役で活躍されていて国体で入賞するほどの実力です。
平田しおりさんが高校3年生時には親子で国体出場を果たし、地元では知らない人はいないくらいの有名人です。
平田しおりさんの経歴
平田しおりさんは、高校から競技を始めてすぐにトップ選手となり駆け上がってきました。
そんな平田しおりさんですが、どのような経緯で射撃と出会い、どのような実績があるのでしょうか。
射撃ライフルとの出会い
射撃との出会いは幼い頃で、父親がクレー射撃の選手をしていたので家族で大会の応援に行くこともあり、たまにビームライフルを体験でしたことがある程度でした。
本格的に始めようと思ったのは高校生になった時、ずっと文化系だったので何か新しいことを始めたいと思い、ずっと射撃をする父親がかっこいいと憧れもあったのがきっかけです。
ただ、高校の部活には射撃部がなかったので、週末に父親と車で射撃場に行き、朝9時から夕方まで夢中で取り組むようになります。
経歴・エピソード
射撃人生をスタートさせますが、父親はクレー射撃といって種目が違うため、指導はしてもらえませんでした。
そのため、射撃場の管理人・田賀時夫さんに一から指導してもらい、メニューも全て組んでもらったことで、凝縮された練習をすることができました。
6月に始めてから2ヶ月後、北信越大会に出場してみると、なんとそこで優勝してしまいます。
しっかり父親から才能を受け継いでいたのですね。
その優勝がきっかけで、もっと褒めてもらいたいと思い、射撃という競技を真剣に頑張ることにします。
それからは数々の大会で入賞し、そして高校3年生時に国体で優勝を果たしました。
大学は名門の明治大学に進学するため上京し、ひとり暮らしをしながら練習に励みます。
入学時は学業と慣れない生活が競技に支障をきたし、高校の時よりも記録を落とす時期もありました。
しかし秋口からは復調し新人戦で優勝、その後の全日本ミックスチーム選手権も制します。
そして、2019年ワールドカップニューデリー大会エアライフル種目で自己新記録を出し7位入賞し、この大会が平田しおりさんの才能を加速させることになりました。
18歳になり火薬を使用するライフル3姿勢種目にも挑戦し、ナショナルチームにも入り射撃漬けの毎日を送ります。
新たに始めた種目でアジア選手権3位となり五輪出場を内定させることができました。
ライフル3姿勢を始めて約2年で五輪出場を決めるのは異例で、本人もエアライフルでナショナルチームに入っていたので驚いていますとインタビューで答えています。
しかし、コロナで競技活動が止まり、五輪代表内定がリセットかもと不安な日々を送っていましたが、2021年の記録会で五輪出場基準を満たし、内定維持することができ、エアライフルでも内定させることができました。
主な戦績
H29.10.4 第72回国民体育大会
ライフル射撃競技 10mARS40JW優勝しました〜!🎉
414.8点 / 245.4点
本戦大会新記録🌟
ファイナル日本新記録🌟清水さんと皇后杯第6位も頂くことが出来ました!
沢山の応援、お祝いの言葉ありがとうございます😭💕 pic.twitter.com/310yLmxIqR
— 平田しおり / Shiori HIRATA (@Shiori_Shooting) October 4, 2017
平田しおりさんは高校から射撃を始め、瞬く間にトップ選手の仲間入りを果たしました。
その主な戦績は以下の通りです。
- 2017年 国民体育大会 エアライフル少年女子 優勝
- 2018年 全日本ミックスチーム選手権 優勝
- 2019年 ワールドカップニューデリー大会 エアライフル60W 7位入賞
- 2019年度 全日本学生スポーツ射撃選手権大会 第32回女子総合 10mエアライフル立射60発競技 個人、団体 優勝
- 50mライフル三姿勢120発競技 個人、団体 優勝・2019年 アジア選手権 女子ライフル3姿勢 3位(日本人1位)
そして2021年の記録会で、東京五輪出場を内定させることができました。
とても高校生から競技を始めたとは思えない素晴らしい戦績ですね。
まとめ:平田しおりの学歴・出身校と経歴
今回は、東京五輪射撃ライフル(女子)の平田しおりさんについてご紹介しました。
中学生まではスポーツをしてこない人生でしたが、父親が射撃選手というのがきっかけで始め、すぐに才能を開花させました。
射撃は集中力をかなり使う競技ですが、幼い頃から習っていた書道がここで活かされています。
2021年現在、まだ大学4回生なので、射撃という選手生命の長いスポーツを引っ張り続けていく存在です。
今後の更なる活躍を期待しましょう。