水泳3m飛板飛込(女子)の三上紗也可さんは、度重なる怪我を乗り越えて五輪への切符を手にした選手です。
そんな三上紗也可さんは、どんな経歴でどこの出身なんでしょうか。
そこで三上紗也可さんの学歴や経歴を紹介をご紹介します。
三上紗也可さんの学歴・出身校
三上紗也可さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
三上紗也可さんのプロフィール
- 氏名:三上紗也可(みかみ さやか)
- 生年月日:2000年12月8日
- 出身地:鳥取県米子市
- 身長:155㎝
- 体重:53㎏
- 血液型:不明
三上紗也可さんの学歴・出身校
三上紗也可さんは日本体育大学体育学部体育学科に在学中です。
日体大水泳部の飛込ブロックは1955年創部で、日本学生選手権では男女合わせて合計45回優勝、2019年には女子が3連覇を果たした強豪です。
同じく東京五輪の代表に内定している坂井 丞さんは日体大のOBです。
高校は鳥取県立米子南高等学校を卒業しました。
同校は鳥取県米子市長砂町にある県立高校で、商業学科と家庭学科の2学科があります。
ロンドン五輪アーチェリー日本代表の川中香緒里さんは同校の卒業生です。
出身の中学校は米子市立後藤ヶ丘中学校です。
米子市にある公立中学の中では最も生徒数の多い中学で、卒業生には鹿島アントラーズの中田浩二選手や、Official髭男dismの藤原聡さんなどがいます。
出身小学校は米子市立義方小学校です。
東京五輪ボクシング女子フェザー級に内定している入江聖奈さんは、小学校から中学校までの同級生で、同じく日体大に進学しています。
三上紗也可さんの子供時代とご家族情報
子供の頃の三上紗也可さんやその家族に関する詳しい情報は見つけることができませんでした。
数少ない情報としては、飛込を始める前に水泳や体操を習っていたこと、愛犬「コロ」を飼っていることでした。
入江聖奈さんによると、小学校時代の三上紗也可さんは、遠征で学校にいないことが多かったということです。
三上紗也可さんの経歴
三上紗也可さんは、日本人女子としては史上最高の世界選手権5位という記録の持ち主です。
そんな三上紗也可さんは、どのような経緯で飛込と出会い、どのような実績があるのでしょうか。
飛込との出会い
三上紗也可さんと飛込の出会いは、小学校2年生の時に遡ります。
学校で配られた飛込教室のチラシを見た母親から「珍しい競技だからやってみたら」と勧められ、「米子ダイビングクラブ」で競技人生をスタートしています。
経歴・エピソード
元々水泳と体操を習っていた三上紗也可さんにとって、その両方の特徴を取り入れたような飛込は、とても馴染みやすいものでした。
そして小学4年生の時、現在も師事する安田千万樹コーチと出会います。
三上紗也可さんの並外れた脚力に才能を感じた安田コーチは、「2024年五輪で金メダル獲得」を念頭に置いた「未来計画書」を作ります。
安田コーチの指導により、小学5年でジュニアオリンピック2位、中学2年で日本選手権の高飛込で4位になりますが、中学3年の時、「腰椎分離症」による腰痛に苦しみます。
これにより1年近く練習を休むことになりますが、高校1年の時には高校総体で優勝、2年では日本室内選手権で優勝します。
ところが高校2年の夏、飛び板に後頭部を強打し17針も縫う大怪我をし、この時の衝撃で一時的な「記憶障害」に陥ってしまいます。
幸いなことにこの「記憶障害」はすぐに治まり、1ケ月後には競技に復帰、日本選手権では、宮本葉月さんと組んだ3mシンクロ板飛び込みで優勝しています。
しかし翌年、今度は高飛込の入水時に左ひじの靱帯を損傷してしまいます。
この怪我を機に、高飛込はやめて板飛込一本に絞ることを決め、その年のジャカルタ・アジア大会で4位、日本選手権で優勝をしています。
高校卒業後は、「目標をかなえるには退路を断つことも必要」という安田コーチの言葉を受け、大学への進学はせず地元米子で競技に専念することを選びます。
そしてこの年に行われた世界選手権で5位に入賞し、念願の五輪代表に内定します。
2020年からは、より設備の整った練習環境を求めて日本体育大学に進学、世界でも数人しか使わないという高難度の大技「5154B(前宙返り2回半2回ひねり)」を五輪で成功させるべく、挑戦を続けています。
主な戦績
三上紗也可さんの持ち味は、縄跳びで三重跳びを連続40回以上跳ぶことができるという強い脚力です。
これまでも、その脚力が生み出す高いジャンプで、数々の大会で活躍してきました。
その主な戦績としては、2018年ジャカルタ・アジア大会4位、2019年世界選手権5位、2018年からは日本選手権3連覇などがあります。
2019年の世界選手権では5位に入賞し、五輪出場の切符を獲得します。
安田コーチの「未来計画書」では、この年の世界選手権は6位という予定でしたので、予想を上回る好成績だったといえます。
まとめ:三上紗也可の学歴・出身校と経歴
今回は、三上紗也可の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪水泳3m飛板飛込(女子))についてご紹介しました。
腰痛、記憶障害、左ひじの靱帯損傷といった怪我を乗り越え、安田コーチと二人三脚で五輪を目指してきた三上紗也可さん。
これまでの競技人生は、予想外の怪我以外は、ほぼ安田コーチの計画書通りに進んでいます。
そしてこの計画書は、2020年五輪では6位、2024年五輪では金メダルというところまで計画されています。
大技「5154B」を成功させることでこの計画を現実のものとし、これからの飛込界を牽引する存在として活躍されることを期待したいと思います。