東京五輪陸上5000m(女子)出場選手候補の田中希実さん。
女子1500mと3000mの日本記録を持っていることで有名な田中希実さんはどんな経歴でどこの出身なんでしょうか。
そこで田中希実の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪陸上5000m(女子))をご紹介します。
田中希実さんの学歴・出身校
1999年9月4日生まれで兵庫県小野市出身の田中希実(たなかのぞみ)さん。
身長は153cm で体重41kg、血液型は非公表です。
田中希実さんは現在、同志社大学在学中です。
大学ではスポーツ健康科学を専攻しています。
田中希実さんは高校在学中に、「もっとスポーツについて学びたい」と思うようになり、陸上のスポーツ推薦で同志社大学スポーツ健康科学部に入学しました。
また同校の「自由な校風」も大学を選んだ理由の一つです。
大学入学後は陸上部に在籍せず、ND28ACを経て現在は豊田自動織機TCに所属して活動しています。
高校は兵庫県立西脇工業高等学校を卒業しました。
西脇工業高等学校は駅伝の強豪校として知られる学校で、日本体育大学陸上競技部駅伝監督の別府健至さんや、シドニー五輪女子マラソン代表選手の山口衛里さんなど、多くの陸上選手などを輩出しています。
高校時代、田中希実さんは情報・繊維学科で学び、陸上部に所属していましたが、部活だけではなく勉強も頑張るという姿勢で高校生活を送っていました。
出身の中学校は小野市立小野南中学校です。
田中希実さんは中学時代も陸上部に所属していました。
この頃から「もっと強くなりたい」と思うようになり、本格的に陸上と向き合うようになります。
中学時代にはジュニアオリンピックや全国中学校体育大会に出場し、優秀な成績を残しています。
小学校は小野市立市場小学校に通っていました。
田中希実さんは小学生の頃から陸上をやっていましたが、当時はただ走ることを楽しんでいるだけでした。
しかし、6年生の時に出場したオーストラリアの「ゴールドコーストマラソン」の4kmレースで優勝します。
このことで自信をつけた田中希実さんは、真剣に陸上に向かい合うことになり実力をつけていきます。
田中希実さんの家族構成は、両親と妹の4人家族です。
父親の健智さんは元陸上選手で、現在は「アスレック」というランニングイベントや教室を企画する会社を経営しています。
若いころは川崎重工の中距離ランナーとして活躍していました。
母親の千洋さんもマラソンの経験者です。
その実力は、北海道マラソンで2度優勝するほどのものでした。
健智さんの会社スタッフとして働く傍ら、市民マラソンなどにも出場しています。
妹は希空(のあ)さんと言いますが、あまり詳しい情報はありません。
ただ母・千洋さんが2006年のインタビューで「昨年2人目を出産」「2人目も女の子」と言っていた記事があるため、今年15歳くらいであると思われます。
陸上経験者の両親のもと、田中希実さんはランナーとしての才能を伸ばしてきました。
特に父・健智さんは田中希実さんのコーチ兼マネージャーをしています。
まさに、父娘二人三脚で勝ち取ったオリンピックといえます。
田中希実さんの経歴
田中希実さんといえば、レース序盤からハイスピードを持続させる走りが持ち味で有名です。
2020年7月には3000m、続いて8月には1500mで女子の日本新記録を出しています。
その田中希実さんの経歴を見ていきたいと思います。
田中希実さんが陸上を始めたのは3歳の時のことです。
地元で開催されたロードレースのファミリー部門に、母親の千洋さんと一緒に参加しました。
その後小学校の高学年になると真剣に練習するようになり、6年生の時にはジュニアオリンピックの女子800mで6位に入賞しています。
中学から高校にかけては陸上部で本格的にトレーニングに取り組み、徐々に実力をつけていきました。
中学3年の時には、全日本中学陸上大会の1500mで優勝しています。
高校時代は、3年間を通じてインターハイにも出場しています。
また田中希実さんの最大のライバルは、東京五輪代表をかけて競った1歳下の廣中璃梨佳選手がよく挙げられます。
主な実績としては、大学1年の時にアジアジュニア選手権3000mで優勝します。
翌年大学2年時には日本選手権に出場し、1500mで2位、5000mで4位に入賞します。
そして2020年、大学3年時は新型コロナの影響で練習ができなかった時期がありましたが、10月の日本選手権では1500mで優勝しています。
これまでの華々しい成績をみると、東京五輪の活躍が本当に楽しみです。
田中希実さんのネットの反応
YouTubeでたまたま見かけた陸上の田中希実ちゃん。なんだこの子!すごいのね知らんかった。フォームが素晴らしく美しい。力強いのにどこにも無駄な力が入ってなくて全然しんどそうじゃない。超人やなー。
— カオリ (@kaoring_t) April 9, 2021
やっぱ田中希実最強だよなぁ
— あっきー (@chi_dobish) April 10, 2021
田中希実のレースはいつもエキサイティング。トラック競技に特に興味なかったけど、レースをチェックしてしまうよね🦌
— にっぱぁ (@NIPPER0205) April 11, 2021
金栗記念選抜陸上
グランプリ女子1500m
🥇田中希実選手(豊田自動織機TC) 4:09.31
🥈卜部蘭選手(積水化学) 4:11.94
🥉後藤夢選手(豊田自動織機TC)4:13.24田中選手、ラスト1周のキレは日本人で敵う相手はいないな。
卜部選手も悔しいだろうな。何度も同じ展開でやられている。— 兵庫陸上 28 Athletics Report (@kusamo_saitaro) April 10, 2021
田中希実選手速い。。
高校生男子の県大会くらいでも活躍出来そう。。
— チワワTV (@chihuahua_game) April 5, 2021
ネットの評判からも、田中希実さんの実力がかなりのものであることが伝わってきますね。
まとめ:田中希実の学歴・出身校と経歴
今回は、田中希実の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪陸上5000m(女子))についてご紹介しました。
女子1500mと3000mで日本記録を持つ田中希実さん。
小さいころからアスリートの両親のもと、ランナーとしての才能を開花させてきました。
初めは母親と楽しく走っていただけの女の子が、徐々にアスリートとしての自覚を持ち、中学から高校にかけては、全国トップレベルの成績を収め続けます。
それはただ走るのが好きというだけではなく、才能と努力の賜物と言えるでしょう。
現在は同志社大学で学びながら、コーチでもある父親の指導のもと更なる高みを目指します。
そのスピード感溢れる走りで、東京五輪でのメダル獲得を期待したいと思います。