日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)の日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属の田中桃子さん。
トップチームのゴールキーパー(GK)としてはもちろん、2021年からはなでしこジャパンの一員としてゴールを守る、力強い守護神です。
そんな田中桃子さんはどのような子供時代を送ってきたのでしょうか。
田中桃子さんの学歴や経歴を順に見ていきましょう。
田中桃子の学歴・出身校
#日テレ東京ヴェルディベレーザ#田中桃子 選手がかっこいい件。
素敵なGK多くていいっすね#WEリーグ#WEフォト pic.twitter.com/q3kheSAl7B
— びえ (@bieenlsa) January 24, 2023
ベーグル作りが得意でチームメートにふるまうことも多く、みんなから「おいしい」と言われることがうれしいと話す田中桃子さん。
田中桃子さんの出身校とそれぞれの特徴を、大学から小学校の順にご紹介します。
出身大学
田中桃子さんは、東京都市大学 知識工学部 経営システム工学科の出身です。
1949年に私立武蔵野工科大学として設立され、2009年の創立80周年を機に現在の校名に改称されました。
情報処理や人間科学、工学系に強く就職率の高い大学として知られ、毎年多くの志願者が集まることでも知られています。
自動車や機械系などの多くの企業でOBが活躍しているほか、キックボクサーの大野崇さん、サッカージャーナリストの湯浅健二さんなどもこの学校の卒業生です。
学校名 | 東京都市大学 |
学科・コース | 知識工学部 経営システム工学科 |
偏差値 | 42.5~57.5 |
所在地 | 〒158-8557 東京都世田谷区玉堤1-28-1 ※世田谷キャンパス |
最寄り駅 | 尾山台(東京都市大学 世田谷キャンパス前)・・東急電鉄(大井町線) |
公式サイトHP | https://www.tcu.ac.jp/ |
著名な卒業生 | 大野崇(キックボクサー)・湯浅健二(サッカージャーナリスト) |
田中桃子さんの大学時代
中学時代からヴェルディの下位チームであるメニーナでサッカーをしていた田中桃子さんですが、勉学との両立をなし遂げてこの大学に入学しています。
理系の女子を指す「リケジョ」で、プログラミングや経営工学部を学び、「目指すはプログラミングのできる女子サッカー選手」とSNSでつぶやいたこともあるのです。
その一方でサッカーの練習も欠かさず、1年生の時にはトップチームであるヴェルディに昇格しました。
大学の授業でバレーボールの試合をした時には、パワフルなプレーに周りが圧倒され、誰も太刀打ちできなかったという逸話も残っています。
スポーツも学問も一生懸命に取り組んでいたことがよくわかりますね。
出身高校
田中桃子さんの出身高校は、神奈川県立座間高等学校です。
1972年に設立され、現在は文部科学省が推進しているスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の協力校として、理数教育に熱心に取り組んでいます。
部活動も盛んで、特に男子サッカー部は2010年の全国高等学校サッカー選手権大会に出場した実績を持つなど、文武両道の学校だと評判です。
かつて日テレ・東京ヴェルディベレーザでプレーした小野寺志保さん、福島ユナイテッドFCで活躍中の鴨志田誉さん、ミュージシャンでTUBEのボーカリストである前田亘輝さんもこの学校の出身です。
学校名 | 神奈川県立座間高等学校 |
学科・コース | 普通科 |
偏差値 | 59 |
所在地 | 〒252-0024 神奈川県座間市入谷西5-11-1 |
最寄り駅 | 座間駅・・小田急電鉄(小田原線) 入谷駅・・JR(相模線) |
公式サイトHP | https://www.pen-kanagawa.ed.jp/zama-h/ |
著名な卒業生 | 鴨志田誉、小野寺志保(元サッカー選手)・前田亘輝(ミュージシャン ※中退) |
田中桃子さんの高校時代
中学時代からサッカー選手として名をはせていた田中桃子さんですが、勉強にも真面目に取り組み、見事に第一志望の高校に合格しています。
高校生活の傍ら2016年にはFIFA U-17女子ワールドカップに日本代表として3試合に出場しました。
普段はマイペースキャラで、音楽とお菓子作りが好きな少女でしたが、サッカーに向き合う時は別人のようなたくましさを見せることで有名でした。
何事にも真剣に取り組み、おろそかにしない姿勢には頭が下がりますね。
出身中学校
田中桃子さんの出身中学校は、厚木市立睦合(むつあい)東中学校です。
厚木市の東部に位置し、相模川を挟んで海老名市が隣接しています。
地元では「制服がかわいい」と人気で、屋外にバレーボールやテニスコートがある点は公立校とは思えない充実ぶりです。
「自立」を教育目標に掲げており、生徒会活動をはじめ、自主性を重んじる姿勢は保護者からも高い評価を得ています。
学校名 | 厚木市立睦合東中学校 |
所在地 | 〒243-0211 神奈川県厚木市三田3472 |
最寄り駅 | 本厚木駅・・小田急電鉄(小田原線) 睦合東中学校入口バス停・・神奈川中央交通 |
公式サイトHP | https://www.mutsuaihigasi-js.atsugi.ed.jp/ |
著名な卒業生 | - |
田中桃子さんの中学時代
田中桃子さんは、中学入学と同時に日テレ・メニーナ(現:日テレ・東京ヴェルディメニーナ)に入団しました。
なでしこリーグに所属するチームの下部組織のため入団は狭き門で、田中桃子さんの実力が高かったことがよくわかります。
そして入団後はめきめきと頭角を現し、2015年に開催されたAFC U-16女子選手権の日本代表に召集され、世界デビューを果たしました。
遠征の多い中学時代を過ごしましたが、持ち前の明るさで多くの友人に愛され、充実した学校生活を送ったようです。
卒業式の日には友人たちと一緒に卒業証書のケースを写真におさめ「ほんとに友達も先生もいい人ばかりで、3年間あっという間でした」とつぶやいています。
出身小学校
田中桃子さんの出身小学校は非公表ですが、地元の公立小学校に通っていたのではないかと思われます。
出身中学校の校区を調べると、以下のいずれかの可能性が高いです。
- 厚木市立清水小学校
- 厚木市立三田小学校
- 厚木市立妻田小学校
また、「かながわトラストみどり財団」が実施した「2010年度緑のコンクール」で、厚木市立戸室小学校6年生(当時)の田中桃子さんが書いたポスターが銅賞に選ばれています。
校区外だが同じ市内であることや学年が一致することから、もしかすると幼少期の田中桃子さんかもしれません。
今後、情報が発信されることに期待しましょう。
田中桃子さんの小学校時代
小学生時代の田中桃子さんはまず地元のサッカーチーム「荻野サッカー少年団」に入団しました。
ここでは男女混合のチームでしたが、1年後に厚木市唯一の女子サッカーチーム「FC厚木ガールズ」に移籍しています。
当時のポジションはフィールドプレーヤー(FP)でしたが、5年生からはGKとの二刀流でプレーすることになりました。
田中桃子さんは当時のことを「サッカーが楽しかったので、どんなポジションでもやってみたかった」と振り返っています。
いつもポジティブで明るい田中桃子さんですが、小学生の頃からそのマインドは変わっておらず、頼もしい少女だったことがうかがえますね。
田中桃子の経歴
Ultras参加選手の田中桃子選手 @ommk21 の3月分が届きプレーしています。
サポートいただきありがとうございます。
今季の田中選手の活躍に期待です!
今季の田中選手の応援は募集中です。
以下田中選手のコメントです。
↓↓
3月の応援が届きました。ピンク色のクシュレ。春らしく気分も明るく pic.twitter.com/hNmZYDnBGG
— Ultras (@ultras_jp2021) March 7, 2023
ミュージシャンの「ゆず」の大ファンで、ライブでは思いっきりはじけてストレス解消をしているという田中桃子さん。
田中桃子さんがサッカーを始めたきっかけや経歴を見ていきましょう。
サッカー選手になったきっかけ
田中桃子さんは幼稚園の時にサッカーを始めました。
きょうだいの影響でサッカーを始める選手が多い中、一人っ子の田中桃子さんは幼稚園の掲示板にあったサッカースクールのポスターを見て「やってみたい」と思ったのがきっかけです。
小学校に入学後、1年間は荻野サッカー少年団で男子に混じって練習し、1年後に女子サッカーチーム「FC厚木ガールズ」に移籍しました。
当初はフィールドプレーヤーでしたが、仲良しの先輩ゴールキーパーが小学校を卒業して退団することになり、長身の田中桃子さんに「GKをやらないか?」と白羽の矢が立ったのです。
GKは目立たないポジションで志望者が少ないのですが、田中桃子さんは「できることは何でもやってみよう」と決め、FPとGKの二刀流プレーヤーになったのでした。
サッカーの面白さに目覚めた田中桃子さんは、中学入学後に日テレ・メニーナのセレクションを受けて見事に合格します。
6年間のメニーナ在籍期間中には世界戦デビューも果たし、大型GKとして将来のなでしこジャパン入りが期待される選手に成長していきました。
田中桃子さんの経歴
メニーナでの実績を評価され、大学入学後に田中桃子さんは念願の日テレ・東京ヴェルディベレーザへの昇格を果たします。
しかしトップチームの選手層は厚く、なかなか出場機会に恵まれませんでした。
そこで田中桃子さんは試合への出場機会を求めて、なでしこリーグの大和シルフィードに2年間のレンタル移籍することにしたのです。
このポジティブさに周りは驚き、「のびしろガール」として好意的な声が多く集まりました。
移籍期間中もAFC U-19女子選手権の代表に選ばれ、試合勘を失うことなく成長していったのです。
2021年にベレーザに復帰し、国内リーグでは不動の守護神として活躍する一方、なでしこジャパンに召集され、2021年以降は世界大会でわずか2失点という好成績を収めています。
「GKはマイナスな場面で注目を浴びることが多いけれど、相手がやろうとしていることを阻止した時の征服感が魅力」と田中桃子さんはGKの魅力を語っています。
失敗を引きずらず、いつも明るく前向きな姿勢は、まさに天性のGKだと言えますね。
まとめ
田中桃子さんの学歴や経歴について紹介しました。
自分の意思でサッカーを始め、常にポジティブな姿勢で周りを盛り上げる田中桃子さんですが、つねに「自信と謙虚」を心に持ち続けています。
「未来のことには自信を持ち、過去のことには謙虚に向き合う」という姿勢が、敗戦のやり玉に挙げられがちなGKというポジションをやり遂げられている理由のひとつなのでしょう。
女子プロサッカーチームを牽引するGKの一人として頑張る、田中桃子さんの活躍に私たちも期待しましょう。
田中桃子のプロフィール
氏名 | 田中 桃子(たなか ももこ) |
生年月日 | 2000年3月17日 |
出身地 | 長野県駒ヶ根市 |
身長 | 168cm |
血液型 | A型 |