東京五輪自転車競技トラック(男子)代表の新田祐大さんは、高校時代にロードレースで頭角をあらわし、現在も競輪界のトップライダーとして活躍を続けています。
そんな新田祐大さんの経歴、家族、幼少期について調べてみました。
新田祐大さんの学歴・出身校
新田祐大さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
新田祐大さんのプロフィール
氏名 | 新田祐大(にった ゆうだい) |
生年月日 | 1986年1月25日 |
出身地 | 福島県会津若松市 |
身長 | 173cm |
体重 | 88kg |
血液型 | O型 |
新田祐大さんの学歴・出身校
新田祐大さんの出身高校は、福島県白河市にある県立白河高等学校です。
進学校として知られており、東京大学やその他の難関大学にも多くの合格者を出しています。
元競輪選手で新田祐大さんの師匠でもある班目秀雄さんや、お笑い芸人のあばれる君もこの高校の卒業生です。
新田祐大さんは自転車競技部に所属していましたが、現在は高校の公式サイトには掲載がなく、残念ながら廃部になっているようです。
競技での好成績が認められ、卒業後は特別選抜枠で日本競輪選手養成所へ入所し、卒業後の2005年に競輪選手となりました。
出身中学校は会津若松市にある、市立第二中学校です。
会津若松市の中心部に位置しており、校舎の目の前には鶴ヶ城があるなど、歴史も感じられる場所にあります。
校舎内の設備が充実していることで知られており、生徒たちの学習意欲が高いとことから地元の保護者にも評判の良い中学校です。
出身小学校は同じく会津若松市立にある、市立鶴城小学校です。
生徒の安全管理を重点に置き、登下校時には教師による校門前でのセキュリティチェックが常に行われています。
保護者からも「安心して通わせることができる」と高い評価を受けている小学校です。
新田祐大さんも温かい環境の中で、心身共にのびのびと育ったのですね。
新田祐大さんの子供時代とご家族情報
新田祐大さんは、どのような子供時代を過ごしたのかを見ていきましょう。
またご家族の情報についても調べてみました。
新田祐大さんは父の一則さん、母の京子さん、妹のくるみさん、祖母のキミ子さんの5人家族という環境で育ちました。
一則さんは、新田祐大さんが幼い頃はどんなに遠い競技会場へも連れて行き、熱心に応援していました。
ロンドンオリンピックに出場した際は現地まで応援に駆けつけています。
子供のやりたいことを尊重し、伸ばそうとする理想の父親ですね。
新田祐大さんは2014年に妻の智子さんと結婚し、お子さんにも恵まれているようです。
家族のことはあまり公表していない新田祐大さんですが、自身のSNSには手料理にまつわる投稿が数多くあります。
料理がいい気分転換になっているようなので、ご自身の手料理をご家族にもふるまっているのかもしれませんね。
新田祐大さんの経歴
積極的にウェイトトレーニングを取り入れ、現在はレッグプレスで700kgを超える重量を上げてしまうほど、競輪界屈指の豪脚を持つ新田祐大さん。
そんな新田祐大さんですが、どのような経緯で自転車と出会い、どのような実績があるのかを見ていきましょう。
自転車との出会い
KEIRINグランプリ2020
8番車・新田祐大#新田祐大 #KEIRINグランプリ #平塚競輪 pic.twitter.com/RVN5wYSzU2
— KEIRIN MAGAZINE WEB (@KEIRINmagazine) December 30, 2020
新田祐大さんが自転車に出会ったのは小学生の時でした。
最初はマウンテンバイクに乗っており、小学4年生の時に草レースで競技デビューを果たしています。
競技がとても楽しく、自転車で駆け抜ける楽しさに目覚めたのです。
その後、自転車には競輪という競技があることを知ります。
テレビで見た競輪のスピード感に魅せられ、小学校の卒業文集には将来の夢を「競輪選手」と書き記すほど夢中になっていました。
中学生の時には各地のロードレース大会に参戦し、腕を磨きました。
代表的な大会の一つである「もてぎロードレース」では優勝も手に入れています。
その実力が認められてスポーツ推薦で高校に入学し、インターハイや高校総体、ジュニアオリンピックカップなど、主要なロードレースの優勝を総なめにしました。
「福島には新田祐大というすごい選手がいる」と有名になり、他校からも偵察が多く来ていたそうです。
経歴・エピソード
新田祐大さんは競輪選手として活躍する傍ら、2016年に「Dream Seeker(ドリームシーカー)」という自転車チームを立ち上げました。
チームの目的は「オリンピックと社会貢献」です。
自身がオリンピックを目指すための土台としてだけでなく、その後の自分が何をしていくべきなのかを考えて作られたチームです。
オリンピックを目指す自転車選手が活動できる場を作り、現在も自転車を通じた社会貢献と若手の育成を続けています。
「ナショナルチームではできないことをドリームシーカーで試してほしい。実験をしてそれをナショナルチームへ還元できればいい」
と新田祐大さんは語っています。
故郷の福島県で起きた東日本大震災の経験が、活動のきっかけの一つになりました。
自身の目標達成だけに力を注ぐアスリートが多い中、冷静に現在の状況を見つめ、後輩の育成や社会への還元も視野に入れて活動している新田祐大さんには頭が下がります。
主な戦績
UCIトラック ネイションズカップ香港大会
Day3
男子ケイリン#TissotNationsCup pic.twitter.com/nEaxaPrZsP— JapanCyclingFederation -日本自転車競技連盟 (@JCF_cycling) May 16, 2021
新田祐大さんは競輪界のトップスプリンター、そして東京オリンピック代表選手として活躍が期待されています。
主な戦績は以下の通りです。
【日本選手権】
2005-2010:1kmTT 優勝(4回)
2008-2011:チームスプリント 優勝(3回)
2015,2019:競輪オールスター 優勝
2016-2017:高松宮記念杯 優勝
【海外レース】
2012:ロンドンオリンピック チームスプリント 8位
2018:アジア競技大会 ケイリン 銀メダル
2018:アジア競技大会 チームスプリント 銀メダル
2019:世界選手権 ケイリン 2位
2019:UCIトラック世界選手権大会 ケイリン 銀メダル
競輪で鍛えたダッシュと瞬発力を生かし、トラック競技でも実績を上げている新田祐大さんの走りは見る者を圧倒する力があります。
東京オリンピックでも夢に向かってフルパワーで走ってくれることでしょう。
まとめ:新田祐大の学歴・出身校と経歴
今回は、新田祐大さんの学歴や経歴、家族についてご紹介しました。
小さなころから自転車に魅せられ、憧れの競輪選手になった後も自転車界や社会のことを考えて新たな挑戦を続ける新田祐大さん。
ロンドンオリンピックで不完全燃焼に終わった悔しさを忘れず、東京オリンピックではメダルを目指して走ってくれることと思います。
常に前を向き、自身のチーム名の通り「夢を求めて」走り続ける新田祐大さんに大きな声援を送りましょう。