東京五輪レスリング65kg級の代表に内定した乙黒拓斗さんは、金メダルを期待される選手として注目されています。
そんな乙黒拓斗さんは、どんな経歴で、どこの出身なのでしょうか。
乙黒拓斗さんの学歴・出身校
乙黒拓斗さんは、どのような学歴の持ち主なのでしょうか。
出身校や家族、子供の頃のエピソードなど、気になる情報を調べていきたいと思います。
乙黒拓斗さんのプロフィール
氏名 | 乙黒拓斗(おとぐろたくと) |
生年月日 | 1998年12月13日 |
出身地 | 山梨県笛吹市 |
身長 | 173cm |
体重 | 65kg |
血液型 | O型 |
乙黒拓斗さんの学歴・出身校
「東京オリンピック 1年程延期」
時間が経てば経つほど俺はどんどん強くなるしレベルは上がり続ける
今以上にさらに良い仕上がりになるだろう#昨日より強く pic.twitter.com/nArzjhInM6
— 乙黒 拓斗 (@01096taku) March 24, 2020
乙黒拓斗さんは、山梨県甲府市にある山梨学院大学の出身です。
山梨学院大学と言えば、箱根駅伝で有名ですね。
山梨学院大学では、法学部法学科に在籍されていました。
高校は東京都板橋区にある帝京高校の出身です。
帝京高校では、現在、北海道日本ハムファイターズの捕手である郡拓也さんが同じ学年です。
中学校は、東京都北区にある稲村中学校出身です。
乙黒拓斗さんは、中学からJOCエリートアカデミーに入校します。
そのため、JOCエリートアカデミーの選手が合宿生活をするナショナルトレーニングセンターに近い稲村中学校に、親元を離れ、通うことになりました。
2歳年下の平野美宇さんも同じ時期に、JOCエリートアカデミーにいました。
同じ山梨県育ちですし、今でも会えば話をする仲だそうです。
小学校は山梨県の笛吹市立石和南小学校の出身です。
乙黒拓斗さんの子供時代とご家族情報
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乙黒拓斗さんは、父親・母親と兄の4人家族です。
父親は高校時代、レスリング部に所属し、社会人になってもレスリングを続けていました。
2つ上の兄、乙黒圭祐さんは、東京五輪レスリング男子フリースタイル74kg級の代表選手です。
乙黒圭祐さんは、中学2年生の時にJOCエリートアカデミーに入校、東京都立稲村中学校に転入、その後、帝京高校、山梨学院大学と、乙黒拓斗さんと同じ出身校です。
現在は兄弟ともに、自衛隊に所属しています。
乙黒拓斗さんの経歴
中学校からJOCエリートアカデミーに入校する程の実力の持ち主だった乙黒拓斗さん。
そんな乙黒拓斗さんは、どのようにしてレスリングと出会い、どのような経歴があるのでしょうか。
レスリングとの出会い
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乙黒拓斗さんは、父親と兄の影響で、物心がついた頃にはレスリングを始めていたそうです。
小学生の頃には、山梨ジュニアレスリングクラブに兄の乙黒圭祐さんと共に所属していました。
父親は自宅の8畳の部屋にマットを敷き詰めレスリング部屋を作り、兄弟は小学校から帰ると、夜遅くまでレスリングをする生活だったそうです。
乙黒拓斗さんが小学5年生、乙黒圭祐さんが中学1年生の頃には、父が頼みこみ、山梨学院大学レスリング部の練習に兄弟で参加もしていました。
幼少からレスリングのために辛い練習にも耐え、多くの時間を費やしてきた乙黒拓斗さんですが、辞めたいと思ったことは一度もないそうです。
レスリングが楽しくて好きだという乙黒拓斗さん、そんな気持ちが努力を継続する力となっているのだと思います。
経歴・エピソード
乙黒拓斗さんは中学校入ると、全国中学選抜選手権47kg級で2連覇をします。
高校でも全国高校選抜で2連覇するなど、多くの大会で優勝していきます。
2018年大学2年生の時には、世界選手権で優勝しました。
この世界選手権での優勝は、1974年20歳6ヶ月で優勝した山梨学院大学の恩師、高田裕司監督が持つ日本最年少記録を塗り替える、19歳10ヶ月の優勝でした。
そんな正に敵無しといった乙黒拓斗さんでしたが、2019年の全日本選抜選手権で、リオ五輪銀メダリスト樋口黎さんに決勝で破れます。
乙黒拓斗さんにとって、シニアでの大会では棄権などを除き、初めての敗退でした。
負けてしまったことが立ち直れない程に辛かったという乙黒拓斗さんですが、その負けが、更に乙黒拓斗さんを成長させるきっかけとなったのでしょう。
3週間後、世界選手権代表を決めるプレーオフで樋口黎さんと再び対戦、見事5対0で完勝し、五輪代表予選を兼ねた世界選手権への出場権を獲得するのでした。
主な戦績
超超超絶今更ですが
世界選手権応援ありがとうございました😊
久しぶりにツイッター始めることにしたのでよろしくお願いします😋 pic.twitter.com/gL2UasThM6
— 乙黒 拓斗 (@01096taku) November 6, 2018
2018年に世界選手権での最年少優勝を皮切りに、65kg級で常にトップの座を守ってきました。
そんな乙黒拓斗さんの戦績は、以下の通りです。
- 2018年 全日本選抜選手権65kg級 優勝
- 2018年 世界選手権65kg 優勝
- 2019年 全日本選抜選手権65kg級 2位
- 2019年 世界選手権代表決定プレーオフ65kg級 優勝
- 2019年 世界選手権65kg級 5位
- 2019年 全日本選手権65kg級 優勝
- 2020年 アジア選手権65kg級 優勝
- 2021年 アジア選手権65kg級 優勝
2019年9月の世界選手権で5位に入賞、東京五輪出場枠を確保します。
2019年12月、全日本選手権で優勝し、東京五輪代表に内定しました。
素晴らしい成績を収め続ける乙黒拓斗さん、兄から「努力の天才」とも言われる程の努力家です。
常にトップの座を守り続ける努力は相当のものだと思います。
その原動力は、仲の良い兄弟でもあり、切磋琢磨するライバルでもあった兄の存在が大きかったのだと思います。
まとめ:乙黒拓斗の学歴・出身校と経歴
今回は、乙黒拓斗の学歴や経歴を紹介!出身高校や大学情報(東京五輪レスリング65kg級(男子))をご紹介しました。
幼い頃から父と兄の影響でレスリングを始め、中学からJOCエリートアカデミーに入校、19歳の時には世界選手権で日本最年少優勝という快挙を成し遂げました。
レスリング75kg級の兄、乙黒圭祐さんと共に、東京五輪代表に内定です。
日本では女子レスリングが注目を浴びがちですが、乙黒拓斗さんの強さは東京五輪を境に、もっと注目されていくのでしょう。
東京五輪では、金メダルを期待されています。
今後の活躍がとても楽しみな選手です。