法政大学在学中に鹿島アントラーズへ異例の前倒し加入となり話題となった、鹿島アントラーズ所属のFW上田綺世さん。
その上田綺世さんは2022年ワールドカップの男子サッカー日本代表に選出されました。
そんな上田綺世さんの学歴や経歴について調べましたのでご紹介いたします。
上田綺世さんの学歴・出身校
上田綺世さんのプロフィール、出身校、家族構成、子供時代のエピソードについてまずはみてみましょう。
上田綺世さんのプロフィール
- 氏名:上田綺世(うえだ あやせ)
- 生年月日:1998年8月28日
- 出身地:茨城県水戸市
- 身長:182cm
- 体重:76kg
- 血液型:A型
上田綺世さんの学歴・出身校
★法政大学 1年 上田綺世選手
〈法大 2-1 東海大〉「次の試合も点決めて、全国出場に導けるように頑張ります」 pic.twitter.com/L2N3NA0tBc
— 関東大学サッカーサポーターズクラブ (@kuss1978) July 3, 2017
上田綺世さんは法政大学スポーツ健康学部を卒業しています。
法政大学スポーツ健康学部はその名の通り、スポーツと健康を学ぶ学部なので、上田綺世さんもご自身の競技生活に活かせる学部を選択したのでしょう。
大学では体育会サッカー部に所属していました。
法政大学体育会サッカー部は全日本大学サッカー選手権大会で優勝したこともあり、卒業生には多くのJリーグ選手を輩出している強豪校です。
高校時代には全国大会への出場経験もあった上田綺世さんはサッカーを続けるために法政大学へ進学したのだと思います。
1年生時から出場機会を得て、2年生時には全日本大学サッカー選手権大会の優勝に貢献しました。
そして大学3年生時に、体育会サッカー部を退部し、2021年に加入が内定していた鹿島アントラーズに前倒しで加入しました。
鹿島アントラーズ加入後も大学は退学することなく卒業されています。
高校は茨城県の鹿島学園高等学校を卒業しています。
上田綺世さんは中学時代から鹿島アントラーズのジュニアユースに所属していましたが、身長が170cm程度と体格が未熟だったことからユースには昇格できませんでした。
そのため、2008年度の全国高等学校サッカー選手権大会で鹿島学園が4強に入ったのを見て同じ鹿嶋市内の学校を選びました。
高校入学当時は線も細く、身体も出来上がっていなかったため出場機会を得られませんでした。
しかし、2年生になりフィジカルが完成し、3年生時には関東でも指折りのFWに成長しました。
出身中学校は茨城県にある水戸市立第四中学校です。
中学時代には鹿島アントラーズノルテジュニアユースに所属していたため、中学校の部活には所属せずにジュニアユースで練習に励んでいました。
そして、出身小学校は水戸市立吉田小学校となります。
小学校1年生時に吉田ヶ丘サッカースポーツ少年団でサッカーを始め、5年生時にはmalvaサッカースクール水戸校に移りました。
malvaサッカースクールは全国展開しているサッカースクールで、卒業生にはJリーグで活躍している選手も多数います。
上田綺世の子供時代と家族情報
上田綺世さんは、子供の頃は負けず嫌いで、勝負好きでした。
なかなか子供で「勝負好き」というのは聞きませんが、FWは勝負強さが必要とされるポジションなので、上田綺世さんの勝負強さは天性のものなのでしょうか。
そんな上田綺世さんの父親の名前は晃さんです。
晃さんは社会人リーグでサッカーをしていて、FWだった晃さんに憧れて上田綺世さんも5歳の時にサッカーを始めました。
サッカーを始めてからは、晃さんと一緒に海外のサッカーを見るのが日課となり、欧州の主要リーグはもちろんワールドカップやユーロ大会があるたびに全試合を見るほど夢中になりました。
多くのタイプの点取り屋を見て、それぞれの特徴を理解した上で、すべてを自分のものに体得していきました。
そして、晃さんは上田綺世さんが所属した少年団の監督も務め、まさに二人三脚で成長を重ねます。
上田綺世さんご自身も「父親が僕の土台をつくってくれた」と語っています。
現在、上田綺世さんは背番号18番ですが、晃さんが社会人リーグ時代に西ドイツのユルゲン・クリンスマン選手が好きで18番を付けていたため、上田綺世さんも18番を熱望しました。
プロになった今でも父・晃さんへの憧れは変わっていません。
上田綺世さんの母親についての情報は見つかりませんでした。
しかし、上田綺世さんが鹿島アントラーズへに加入することが内定した時に、当時所属していた法政大学サッカー部の公式ホームページにコメントが発表されました。
そこには「父と母には伝えきれないほどの想いがあります。雨の日も風の日も会場に足を運んでは声援を送り、応援してくれました。本当にありがとう。」とご両親への感謝の気持ちを綴られています。
父親だけではなく、母親も上田綺世さんのサッカー人生を全力でサポートしてきたことが分かります。
また、上田綺世さんは2人兄弟で姉が1人いますが、お姉さんに関する情報も見つけることができませんでした。
きっとお姉さんもご両親と一緒に、ずっと上田綺世さんを応援してきたのだと思います。
上田綺世さんの経歴
上田綺世さんは大学3年生の時に鹿島アントラーズに加入し、今年でプロ入り3年目となります。
どのような形でサッカーと出会ったのか、また経歴についてこちらではご紹介します。
サッカーとの出会い
上田綺世さんは社会人リーグでプレーしていた父・晃さんがハットトリックを達成する姿を見て「かっこいい」と感じ、自分も得点を取るストライカーになりたいと5歳の時にサッカーを始めました。
小学校1年生から吉田ヶ丘サッカースポーツ少年団に所属しています。
経歴・エピソード
上田綺世さんは2019年5月、コパ・アメリカに挑む東京五輪世代中心で構成された日本A代表に初選出されました。
大学生が日本A代表に選出されるのは、2010年以来の9年半ぶりとなりました。
6月18日、コパ・アメリカ初戦のチリ戦でのスタメン出場が代表デビュー戦となりました。
大会では3試合に出場したものの、ゴール枠内にシュートが飛ばないなど精彩を欠き、大会中最も多い5度の決定機を外していました。
しかし、7月に召集されたユニバーシアードサッカー日本代表では初戦のアルゼンチン戦で2得点を決める活躍をし、日本は順調に決勝まで勝ち進みます。
ブラジル相手の決勝ではハットトリックを達成し優勝に大きく貢献しました。
2019年7月23日、法政大学体育会サッカー部を退部し、2021年に加入が内定していた鹿島アントラーズに前倒しでの加入となりました。
7月の第16節延期分の浦和レッズ戦でプロデビューを飾り、8月の第22節の横浜F・マリノス戦でプロ入り初ゴールを決めました。
12月にはEAFF E-1サッカー選手権2019に出場する日本代表に選出されます。
そして今回、2021年東京オリンピックの男子サッカー日本代表に選出され、初のオリンピック出場を目指します。
主な戦績
上田綺世さんの主なタイトルは下記の通りです。
- 2017年 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント
- 2018年 全日本大学サッカー選手権大会
上田綺世さんはプロ入りしてまだ3年目なので、Jリーグでのタイトルはまだありませんが、大学時代の戦績は大変素晴らしいものです。
鹿島アントラーズのユースに昇格できず、残念な思いを抱えての鹿島学園高等学校進学だったと思いますが、同校での恩師や仲間との日々が上田綺世さんを大きく成長させてくれたのかもしれません。
まとめ
今回は男子サッカー日本代表の上田綺世さんの学歴や経歴に注目してみました。
父・晃さんの背中を追いサッカーを始め、プロになった今でも変わらず父親が憧れである上田綺世さん。
サッカーやスポーツという括りなくしてもとても素敵な父子関係です。
最近はユース上がりのプロサッカー選手が増えていますが、クラブ組織の中ではなく、学校の部活動であるからこそ学べることも沢山あります。
上田綺世さんの経歴がそれを証明してくれているのではないでしょうか。
得点感覚に優れ、様々なパターンでゴールを奪える上田綺世さん、今後のご活躍を期待しています。