日本人の体格では戦うのが難しいといわれる競泳の自由形・短距離を専門にしている中村克さんは、幼少期から水泳を志していたわけではありませんでした。
あるきっかけで始まった水泳は中村克さんを有名選手に押し上げます。
その有名選手の中村克さんの学歴や出身校、経歴をご紹介します。
中村克さんの学歴・出身校
水泳選手の中でも甘いマスクで話題の中村克さんですが、いったいどんなプロフィールなのでしょうか。
そして出身校はどんな学校なのかをご紹介します。
中村克さんのプロフィール
- 氏名:中村克(なかむら かつみ)
- 生年月日:1994年2月21日
- 出身地:東京都
- 身長:183㎝
- 体重:80kg
- 血液型:B型
中村克さんの学歴・出身校
中村克さんは現在、東京都新宿区にあるイトマンスイミングスクールに所属しています。
最終学歴は早稲田大学スポーツ科学部です。
早稲田大学スポーツ科学部は2003年に設置された学部で、数々の有名選手が在籍・卒業している学部。
高校は東京都武蔵野中学高等学校を卒業しています。
この高校は中高一貫校で、水泳部はインターハイ総合優勝経歴もあり、オリンピック選手を輩出する強豪校です。
また卓球部は全国レベルの有名な学校。
卒業生には元水泳選手の上野春佳さんや同じく水泳選手の藤野舞子さんらがいます。
中学部ではレスリングの浜口京子さんが卒業していました。
中村克さんの卒業中学校は足立区立足立第十四中学校で、元プロ野球選手の吉岡雄二さん・大場翔太さんが卒業生にいます。
この中学校には中学2年生の時に転校。
その前は東京都調布市に住んでいたので、調布市立第五中学校に進学していました。
小学校は調布市立多摩小学校に通っていました。
この小学校は昭和45年から開校している学校です。
平成30年には優れたオリンピック・パラリンピックの教育を施している学校として、アワード校に認定されています。
中村克さんの子供時代とご家族情報
現在は日本を代表する水泳選手の中村克さんですが、小さいころはサッカー少年でした。
お母さんが事故に遭ってからは、お母さんの夢を引き継ぎ水泳に転向。
しかし近くのスイミングスクールの選手コースには、赤ちゃんや幼稚園のころから水泳をやっていた子ばかりでした。
小学校高学年になっている当時の中村克さんは受け入れてもらえなかったのです。
その時は父親が奮闘し、やっと受け入れてもらえるスイミングスクールに所属できたのでした。
スイミングスクールに所属してからは、メキメキと成長していく中村克さんは一日に5食も食べていました。
その食事は全て母親の律子さんが作っていましたが、当時の中村克さんはお肉より野菜が好きだったそうです。
ある大会に出場する時には、頑張ったご褒美には何が欲しいかと聞かれた中村克さんの希望は「ほうれんそう5キロ」でした。
少年時代の中村克さんは、母親想いの優しい少年で競技のためによく食べ成長していったのでした。
そんな中村克さんの家族構成は両親、姉、年子の兄の5人家族です。
父親の中村昇さんは東京都の足立区にある、厳選もつ酒場「エビス参」というお店を経営しています。
母親は律子さん、先述していますが中村克さんが水泳を志そうとしたきっかけになった人です。
姉には、りおちゃんという名前のお子さんがいらっしゃるので、ご結婚しているのでしょう。
年子の兄は匠さんで、父親と共に経営しているお店を切り盛りしています。
中村克さんの経歴
水泳をはじめたのは小学校5年生で、本格的に取り組み始めたのは中学校2年生。
アスリートからすると遅い時期から競技開始であった中村克さんの、水泳との出会いは何だったのでしょう。
またその経歴をご紹介します。
競泳との出会い
中村克さんは小学校5年生の時に水泳を始めます。
本格的に水泳を始めたのは中学校2年生。
中村克さんは始めるのが遅かった分、並の練習では追いつけないと考え、ただただ練習に励みます。
それほど水泳に夢中になったのはある理由がありました。
もともと水泳を始めた理由は、母親の律子さんのことがあったと言われています。
当時、母親の律子さんはライフセーバーの資格を取得しようとしていたのですが不運にも交通事故に遭ってしまったのです。
結果ライフセーバーの資格は断念せざるを得ない状況になります。
その時「ぼくが代わりに水泳をやる」
中村克さんは母親の事故によって暗く沈んだ家族を明るくするためにも、サッカーから水泳に転向を決意したのです。
経歴・エピソード
足立区に引っ越してくるまでは調布に住んでいた中村克さん。
引っ越し後の足立区では、水泳のレベルがすごく上がったと話している記事をみつけました。
足立区では第十四中学校の部活で好成績を収めたりしますが、学校の部活は屋外なので夏場しか練習できなかった。
なので日ごろの練習は舎人にあるスイミングスクールに通ったそうです。
高校も水泳部が強豪校として知られる武蔵野高校に進学。
水泳の記録もますます好成績を残していきます。
順調そうな経歴ですが、苦しいときもありました。
中村克さんは大学時代スランプに陥いり、記録も伸びず「もう泳ぎたくない」とまで思っていた時期のあったそうです。
練習に来ても水に入らずに帰ってしまうこともあり、そんな状況が続くうちにどうしてこうなったのかと考えたのです。
水泳を始めたころから楽しく泳ぐことを心掛けてきた中村克さんは、その心がけが現在も生きているとも話していました。
今が楽しく泳いでいないからと気づいてからは、どうすれば昔のように楽しく泳げるのかを考えたどり着いた結論は「今できることを一つ一つやっていく」こと。
そこからは原点のスイミングスクールに戻ったり練習メニューを練り直したりと改めていきました。
そこで中村克さんのストレートアームが生まれます。
戦う舞台が世界に変わってからは、体力作りのためにキックボクシングを取り入れた練習法を考案しました。
これにより体幹を鍛え最後まで泳ぎ切る体力と、姿勢を手に入れたのです。
主な戦績
2016年~2018年の日本選手権50m・100m優勝連覇。
2018年ジャカルタ開催のアジア競技大会、男子400mリレー優勝。
男子50m自由形・2位入賞、男子100m自由形・2位入賞、男子400mメドレーリレー・2位。
日本選手権では当たり前のように連覇をしている中村克さんは、ご本人が話すように日々努力しているのですね。
2018年のジャカルタ開催のアジア選手権は惜しくも2位入賞止まりです。
しかし現在取り入れているキックボクシング練習で、次の記録はグンと伸びるのではないかと期待できますね。
まとめ:中村克の学歴・出身校と経歴
競技に出会ったのは、他のアスリートよりもほんの少し遅かったかもしれません。
しかしながら、ご本人の言うように並の努力じゃない努力をして現在に至ります。
中学校・高校・大学と常に競技に向き合ってきた中村克さんの学歴・出身校、経歴についてご紹介しました。