東京五輪ウエイトリフティング男子96kg級の山本俊樹さんは、スクワットやベンチプレスなど、高重量を扱うパワーリフティングで好成績を収める選手です。
そんな山本俊樹さんは、どんな経歴でどこの出身なんでしょうか。
そこで山本俊樹さんの学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪ウエイトリフティング男子96kg級)をご紹介します。
山本俊樹さんの学歴・出身校
山本俊樹さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
山本俊樹さんのプロフィール
- 氏名:山本俊樹 (やまもととしき)
- 生年月日:1991年9月8日
- 出身地:兵庫県三木市
- 身長:171㎝
- 体重:88㎏
- 血液型:不明
山本俊樹さんの学歴・出身校
山本俊樹さんの最終学歴は、日本体育大学体育学部体育学科です。
日本体育大学は、言わずと知れた日本を代表する体育系の大学で、五輪選手を始め多くの有名スポーツ選手を輩出しています。
ウエイトリフティング部は、全日本大学対抗ウエイトリフティング選手権大会で団体男子が12回、女子が4回の優勝経験があります。
卒業生にはロサンゼルス五輪メダリストの砂岡良治さん、小高正宏さんなどがいます。
この小高正宏さんは、山本俊樹さんの高校時代の恩師です。
高校は兵庫県立三木東高等学校を卒業しました。
三木東高校は、兵庫県三木市にある公立高校です。
同校のウエイトリフティング部は、元五輪選手である小高正宏さんが監督を務める強豪校で、全国大会の常連です。
出身中学は三木市立緑が丘中学校です。
緑が丘中学校は、兵庫県三木市緑が丘東にある市立中学です。
同校は1976年に開設された比較的新しい学校で、現在の生徒数は三木市内で2番目に多くなっています。
同校の陸上部は、2007年に全国中学校駅伝大会で6位になっています。
出身小学校は分かっていませんが、中学の学区から、三木市立緑が丘小学校、緑が丘東小学校、志染小学校のいずれかであると思われます。
山本俊樹さんの子供時代とご家族情報
山本俊樹さんの子供時代のエピソードや家族について調べてみましたが、情報がほとんどなく、わずかですが得られた情報は次のようなものでした。
山本俊樹さんは、小・中学校時代は陸上競技をしていたということです。
当時は、現在の体格が想像できないほど、いたって普通の体格で、体重は40㎏ほどでした。
子供の頃からの体格の変化は、両親が一番驚いていると本人も語っています。
2015年のInstagramには、父の日に梅酒を作ってあげたことが投稿されており、父親との良好な関係がうかがえます。
山本俊樹さんの経歴
山本俊樹さんは高校時代から数々の記録を打ち出していますが、意外にもウエイトリフティングを始めたのは高校に入ってからのことです。
そんな山本俊樹さんは、どのような経緯でウエイトリフティングと出会い、どのような実績があるのでしょうか。
ウエイトリフティングとの出会い
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【講師のご紹介】
山本俊樹選手
・スクワット300kg
・クリーン&ジャーク206kg
・スナッチ158kg笠井武広選手
・クリーン&ジャーク186kg
・スナッチ145kg【開催日時】
6/30(土)
第1部 15:00-16:30
第2部 17:00-18:307/1(日)
第1部 15:00-16:30
第2部 17:00-18:30 pic.twitter.com/ag6GUoKKyU— 菅野圭吾/EZOBOLIC代表 (@Bulkuppu) June 13, 2018
山本俊樹さんは、中学までは陸上競技部で長距離選手をしており、高校でも初めは柔道部に入部しました。
しかし入学後まもなく、ロサンゼルス五輪銅メダリストで、三木東高校ウエイトリフティング部の小高正宏監督に勧誘され、一から指導を受けることになります。
経歴・エピソード
山本俊樹さんは中学時代まで、陸上部の長距離選手でした。
当時の体重は現在の半分以下の約40㎏だったといいます。
そんな山本俊樹さんは高校に入学して間もなく、校内放送で職員室に呼びだされます。
何も悪いことをした覚えのない山本俊樹さんが職員室に行くと、小高正宏監督から「ウエイトリフティングやらないか?」と誘われます。
本人は、「逃げられずにそのまま入部した」と語っています。
入部してすぐに監督がスナッチ種目を指導すると、一度のアドバイスで理想的なリフティングをして驚かせます。
「スピード」「バランス感覚」「柔軟性」など、その素質はすぐにわかったといいます。
そして体格もウエイトリフティングを始めた頃から筋肉質な体型に変わってきました。
高校3年の時には国体で少年男子77㎏級に出場し、スナッチ120gで優勝、ジャーク145㎏で2位、トータル265㎏で見事に優勝しています。
同じく3年の時の近畿高等学校ウエイトリフティング競技選抜大会では、77㎏級スナッチ13㎏で高校新記録を樹立しています。
日本体育大学に進学後は、全日本選手権大会での優勝や世界選手権への出場も経験しています。
大学卒業後はALSOKに所属し、国内外の大会に出場して活躍してきました。
そんな山本俊樹さんが名を轟かせたのが、2019年9月の世界選手権です。
この時、日本記録となる208kgを挙げ、日本人で42年ぶりとなる金メダルを獲得しました。
主な戦績
山本俊樹選手、アジア選手権にてクリーン&ジャーク銅メダル獲得!#ウエイトリフティング #耐えて勝つ pic.twitter.com/Zu9tZAal2Z
— WeLiftWeights ウィーリフトウェイツ (@WeWeights) April 24, 2021
数々の日本記録を打ち出してきた山本俊樹さんは、今やウエイトリフティング界のカリスマ的存在です。
そんな山本俊樹さんの主な戦績は次のようなものです。
2013年、2017年~2019年世界選手権出場
2019年世界選手権では89㎏級で出場し、ジャーク208㎏を挙げて金メダル、スナッチで160㎏、トータル5位に入賞しています。
2018年アジア競技大会出場
2017年、2019年アジア選手権大会3位。
2012年、2014年、2016年~2018年、2020年全日本選手権大会優勝。
国内ではもはや敵なしと言ってもいいでしょう。
まとめ:山本俊樹の学歴・出身校と経歴
今回は、山本俊樹の学歴や経歴を紹介! 出身高校や大学情報(東京五輪ウエイトリフティング男子96kg級)についてご紹介しました。
中学までは長距離の陸上選手できゃしゃだった少年が、高校でウエイトリフティングと出会い、今や日本国内では敵がいないほどのウエイトリフターとなりました。
現在29歳の山本俊樹さんは、近年では国際大会にも出場して上位に食い込むようになっており、まだまだ活躍が期待できる選手です。
きっと恩師、小高監督が出場したロサンゼルス五輪以来メダルから遠のいている、日本の男子ウエイトリフティング界を復活させる存在となることでしょう。
そんな希望を込めて、山本俊樹さんの今後の活躍を応援したいと思います。