現在ベルギーの1部リーグロイヤル・アントワープFCに在籍している三好康児さんは、2021年の東京オリンピック男子サッカー日本代表MFとして選出されています。
三好康児さんは川崎フロンターレの下部組織、川崎フロンターレ・アカデミー出身で「アカデミー史上最高傑作」と言われる程の実力と才能に溢れた選手です。
そんな三好康児さんの学歴や経歴についてご紹介いたします。
三好康児さんの学歴・出身校
三好康児さんのプロフィール、出身校、家族構成、子供時代のエピソードについてまずはみてみましょう。
三好康児さんのプロフィール
- 氏名:三好康児(みよし こうじ)
- 生年月日:1997年3月26日
- 出身地:神奈川県川崎市多摩区
- 身長:167cm
- 体重:61kg
- 血液型:A型
三好康児さんの学歴・出身校
【アカデミー】こちらもU-24日本代表へ選出された「田中 碧選手」「三好 康児選手」の懐かしのアカデミー時代の1枚✨ (アカデミー) #frontale pic.twitter.com/JpvZ7U1vvV
— 川崎F アカデミー&スクール・普及コーチ (@frontale_kids) March 19, 2021
三好康児さんの最終学歴は神奈川県立新城高等学校卒業です。
同校は三好康児さんの出身地である川崎市にありますので、部活動重視ではなく、自宅から通いやすい地元の公立校に進学したのだと思います。
高校時代は川崎フロンターレのユースに所属し中心選手として活躍していて、U-17日本代表でU-17ワールドカップに出場、ベスト16進出という好成績も残しています。
しかし、高校2年生の終わりに、膝の前十時靭帯断裂という大怪我を負い、ユース最後の年の約10カ月をリハビリに費やしましたが、最終的にはトップチームへの昇格を果たします。
出身中学校は川崎市立中野島中学校です。
三好康児さんは中学時代は川崎フロンターレのジュニアユースに所属していましたが、中学2年生から飛び級で川崎フロンターレのユースに参加していました。
既にこの時の三好康児さんは同世代では抜きん出た存在となっていました。
そして小学校は川崎市立中野島小学校を卒業しています。
2008年、小学校5年生から所属していた川崎フロンターレ・アカデミーはダノンネーションズカップ(小学生年代の世界一決定戦)に初出場を果たし、そこで三好康児さんは世界レベルを体感しました。
三好康児さんは小学生時代からスパイクの管理は自分で行っていて、練習後は汚れを落とし、常に自分で手入れをしていました。
その理由は、私生活とプレーがリンクしていると考えていたからで、当時のスタッフからも、そうした細かい気配りがプレーの最後に出ると教わっていました。
また、『サッカーだけではなく、私生活の取り組みがピッチに出る』と言われ続けていたので、三好康児さんは小学校時代から自分で様々なことを考えるようになりました。
三好康児さんの子供時代とご家族情報
㊗#U24日本代表 🇯🇵メンバー選出🎊第32回オリンピック競技大会(2020/東京) サッカー男子 ⚽
④#板倉滉(2012-13)
⑥#遠藤航(2009)
⑧#三好康児(2012)
⑪#三笘薫(2013)
⑰#田中碧(2014)#神奈川県トレセンU16 #みんな16歳だった#frontale #bellmare#jfa #daihyo #Tokyo2020 #オリンピック pic.twitter.com/PBIDBkvshY— 神奈川県サッカー協会【広報】 (@kanagawa_fa) June 22, 2021
三好康児さんは3人兄弟の末っ子ということで、やんちゃでわがままに育ったとご本人は話しています。
そんな三好康児さんは、父、母、姉、兄の5人家族です。
父親はサッカー経験者ではありませんが、地元・中野島FCのコーチをされていて、三好康児さんの兄もそこでプレーをしていました。
父親の職業については一般的なサラリーマンとのことなので、土日お休みの時に中野島FCでコーチをされていたのだと思います。
母親に関する詳しい情報は見つかりませんでしたが、母親も三好康児さんのサッカー人生を支えてきた1人です。
小学校時代、三好康児さんは授業が終わるとそのまま電車で川崎フロンターレ・アカデミーの練習に行ってました。
そのため、母親はいつも駅まで道具が入ったリュックを持ってきてくれて、ランドセルを持ち帰ってくれました。
また、三好康児さんのご両親は必ず試合を見に来てくれてビデオを撮影してくれました。
子供の頃は親が来てくれるだけでもっと頑張ろうと思うので、その時のご両親の存在は大きかったと三好康児さんは語っています。
三好康児さんには6歳上の姉と、4歳上の兄がいます。
兄に関してはサッカー経験者なので、三好康児さんの競技生活をご両親と共に支えてきたのではないでしょうか。
スポーツによっては学校の部活動だけでプロを目指せるものや、中学生・高校生から始めてもプロになれるものもありますが、サッカーの場合は幼少期から始める子供がほとんです。
そのため、ご家族のサポートは必要不可欠なものであることが分かります。
三好康児さんの経歴
現在24歳でプロ入り6年目の三好康児さんは、小学校時代から世界大会に出場したりと華麗なる経歴の持ち主です。
そんな三好康児さんのサッカーとの出会いや、経歴についてご紹介いたします。
サッカーとの出会い
父親が地元チームの中野島FCでコーチを務め、4歳上の兄がそのチームでプレーしていたこともあり、幼少期からボールを蹴っていました。
そして、小学校1年生時に兄と同じ中野島FCに入り本格的にサッカーに取り組むようになります。
経歴・エピソード
高校3年生時の2014年8月、2015年シーズンからのトップチーム昇格が内定し、同年9月、トップチームに2種登録選手として選手登録されました。
2015年、川崎フロンターレのトップチームに昇格すると、4月4日のJ1リーグ1stステージ第4節アルビレックス新潟戦でプロ初出場を果たします。
2018年より北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍で加入し、4月第8節の柏レイソル戦では2アシストの活躍で勝利に貢献、9月の第28節のサガン鳥栖戦で移籍後初ゴールを決めました。
2019年より横浜F・マリノスに期限付きで移籍し、開幕戦のガンバ大阪戦で移籍後初得点を決めて勝利に貢献しました。
2019年8月20日、ベルギー1部のロイヤル・アントワープFCに期限付きで移籍することが発表され、9月15日の第7節アンデルレヒト戦で途中出場から移籍後初ゴールを決めます。
怪我の影響でリーグ戦は14試合のみの出場となりましたが、来季より期限付きから完全移籍で加入することが決まりました。
2020年10月2日、第8節のKVメヘレン戦で新シーズン初先発を果たすと今季初ゴールを決めると、10月23日、UEFAヨーロッパリーグ開幕戦のPFCルドゴレツ・ラズグラド戦でヨーロッパリーグデビューを果たしました。
日本代表に関しては、2011年より各年代別の日本代表に選出されています。
2013年には2013 FIFA U-17ワールドカップのメンバーとなり、3試合に先発出場、チームの16強入りに大きく貢献しました。
2016年にはAFC U-19選手権の代表に選出されています。
また、日本A代表については、2019年5月24日、コパ・アメリカに臨む東京五輪世代中心で構成された日本代表に初選出され、6月18日、初戦のチリ戦で日本代表デビューを果たした。
6月21日、第2戦のウルグアイ戦で先発出場し、日本代表初ゴールを含む2得点を決め、公式のマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれました。
主な戦績
三好康児さんのこれまでの主なタイトルは下記の通りです。
2012年 AFF U-16ユース選手権
2013年 高円宮杯U-18サッカーリーグ プリンスリーグ関東2部
2016年 AFC U-19選手権
2017年 J1リーグ(川崎フロンターレ)
三好康児さんは、中学生の頃にU-15日本代表に選出されてからは、U-16日本代表、U-17日本代表、U-19日本代表と各年代で日本代表を牽引してきました。
子供時代からこれだけの成績を残している選手はなかなかいないのではと思います。
まとめ:三好康児の学歴・出身校と経歴
今回は東京オリンピック男子サッカー日本代表の三好康児さんの学歴や経歴に注目してみました。
「天才」と称され、サッカーを始めたころから常にチームの中心だった三好康児さんは、ただ才能に恵まれ感覚でプレーしてきたわけではありません。
スパイクの管理でも分かるように、子供の頃から、自立すること、自分で考えることを徹底してきたことが、三好康児さんの現在の飛躍に繋がっているのでしょう。
歴代の日本人選手の中でも、屈指の攻撃力を備えたMFと言われている三好康児さんのこれからのご活躍を期待しています。