東京五輪クライミング(女子)の野中生萌さんは、16歳で日本代表に選出され、現在まで世界的に活躍されてきた選手です。
そんな野中生萌さんは、どんな経歴でどこの出身なんでしょう。
野中生萌さんの学歴・出身校
野中生萌さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
野中生萌さんのプロフィール
氏名 | 野中生萌 |
生年月日 | 1997年5月21日 |
出身地 | 東京都 |
身長 | 162cm |
体重 | 52kg |
血液型 | B型 |
野中生萌さんの学歴・出身校
#野中生萌 選手 ( @rrrff2RATFINK )、2018年ボルダリングワールドカップ年間チャンピオン獲得🏆おめでとう!#レッドブル #ボルダリング pic.twitter.com/YBZnoLFn2Y
— Red Bull Japan🇯🇵 (@redbulljapan) August 20, 2018
高校は日出高校(現:目黒日本大学高校)を卒業しました。
目黒日本大学高校は、東京都目黒区にある私立の中高一貫校で、2017年に日本大学と準付属契約を締結し、2019年4月より校名が変更されています。
芸能人御用達の高校としても有名で、昭和のトップアイドル山口百恵さんや圧倒的人気を誇り5月に結婚を発表した新垣結衣さん、国宝級イケメンの吉沢亮さんなど挙げればキリがないほどです。
野中生萌さんは、スポーツコースの生徒として進学しましたが、クライミングは外部で行っていました。
2年生からはより競技に専念すべく、通信制のコースに変更します。
その通信制のコースでは、女優の小芝風花さんと同じクラスでした。
中学校は、豊島区立駒込中学です。
豊島区立駒込中学は豊島区駒込にある公立の中学です。
中学では吹奏楽部に所属しており、クライミングと両立していました。
バリバリのアスリートなので、吹奏楽部は少し意外ですね。
小学校は、文京区立林町小学校を卒業しています。
林町小学校は、文京区千石にある公立の小学校です。
父方の祖父から三代にわたって同じ小学校に通っていました。
この頃にクライミングを始めており、他にはクラシックバレエや器械体操も習っていました。
野中生萌さんの子供時代とご家族情報
野中生萌さんは東京都で生まれ、現在も生活の拠点にしています。
ご家族情報はほとんど公開されていませんが、両親の他には姉が二人いることは分かっています。
父親と姉二人もクライミングをしていましたが、大会に出るほどではなかったそうです。
幼い頃から活発な性格で、クライミングの他にクラシックバレエや器械体操も習っていました。
インタビューで自身の幼少期について、「わがままで末っ子のいいとこ取りをしていたので、一番甘やかされていた」と話しています。
野中生萌さんの経歴
野中生萌さんは9歳でクライミングを始め、徐々に大会で結果を出し、16歳で日本代表に選出されるほど活躍してきました。
そんな野中生萌さんですが、どのような経緯でクライミングと出会い、どんな実績があるのでしょう。
クライミングとの出会い
アジア選手権優勝しました♛*
初のタイトルうれしーうれしー!応援ありがとうございました、詳しくはFacebookで報告しまーす★ pic.twitter.com/jAH6JDzbeO
— 生萌 (@rrrff2RATFINK) October 3, 2014
9歳の頃に登山が趣味だった父親のトレーニングの一環で、クライミングジムに連れて行かれたのが出会いです。
初めはジュニア用のウォールに挑戦し、うんていやジャングルジムで遊ぶような感覚で夢中で楽しんでいたそうです。
そこから徐々に大会に出るようになり、成績を残していきます。
経歴・エピソード
クライミングはお姉さん二人もしていて、自分より簡単にスイスイ登っていく姿を見て負けず嫌いな性格から自然と自らを追い込んで練習し、クライミングの才能を開花させます。
気づいた時にはお姉さん二人と父親はクライミングジムに通わなくなりますが、一人で毎日練習を積み重ねていました。
小学4年生からは大会へも出場していきますが、最初はただ登るのが楽しいのにわざわざ競う意味がわからず、イヤイヤ出ていたそうです。
しかし、そんな気持ちで出た初めての大会で見事優勝します。
その時はリードという登った高さを競うものだったそうで、競うというより落ちるのが怖くてひたすら登ることだけに集中した結果でした。
そこから試合前の緊張感や大会で優勝した時の高揚感、登り切った時の達成感に魅了され、よりクライミングにのめり込んでいくことになります。
中学生となり、2008年にはジュニアオリンピックに出場し、リード種目で2位の成績を収め国際大会でも通用することを証明していきます。
ただそこから成長期を迎え、身体が変化していくことで自分の思った動きができなくなり、苦戦を強いられます。
そんな時もクライミングを辞めようと思ったことはなく、いつか乗り越えられると信じて練習を続けていきました。
次第に自分の身体とも上手く向き合い、成長に合わせて使いこなせるようになり、16歳となった2013年にはリード種目の日本代表に初めて選出されるまでになりました。
2014年からはボルダリングに転向し、日本代表としてワールドカップに出場し続け、その年の最終戦で2位と輝きを放ちます。
その後のアジア大会を2連覇、2016年のワールドカップムンバイ大会でボルダリング初優勝を果たし、同年ミュンヘン大会でも優勝し、世界ランキング2位となります。
それからすぐの2016年世界選手権でも2位となり、正真正銘世界トップレベルの選手へと成り上がります。
2018年にはワールドカップボルダリング年間優勝を成し遂げます。
その後もボルダリングを軸に、リード、スピードでも実力をつけ好成績を収めていきます。
負けず嫌いな性格から努力を続け、結果を残し、2020年東京五輪の切符を掴むことができました。
主な戦績
野中生萌さんは小学4年生から競技を続けてきて、今では世界トップレベルの選手になりました。
主な戦績は以下の通りです。
- 2014年 ワールドカップフランス大会 ボルダリング2位
- アジア選手権大会 ボルダリング優勝
- 2015年 世界ユース選手権大会 ボルダリング2位
- アジア選手権大会 ボルダリング優勝(2連覇)
- 2016年 世界選手権大会 ボルダリング2位
- 2018年 ワールドカップ ボルダリング年間総合優勝
- 2019年 チャイナオープン広州 複合優勝
これだけ素晴らしい戦績が評価され、東京五輪出場権を獲得することができました。
2020年以降はコロナの影響で国内の大会に出場していますが、最近はワールドカップなど国際大会も再開されているので、東京五輪までにしっかり調整してほしいです。
まとめ:野中生萌の学歴・出身校と経歴
今回は東京五輪クライミング(女子)の野中生萌さんについて、ご紹介してきました。
父親に連れて行かれて始めたクライミングを、負けず嫌いな性格でここまで登り詰めてきました。
2019年にはCM出演などメディア露出から知名度が上がり、ルックスと個性的なファッションセンスで人気もかなり出てきています。
スポーツクライミングは今回の東京五輪から初めて実施される競技なので、野中生萌さんにはぜひクライミング初代金メダリストになって欲しいです。