日本女子サッカー選手で、現在はアメリカの大学に通いながらプレーしている大場朱羽さん。
U-13時代から日本代表に召集され、ゴールキーパーとして何度も日本の勝利に貢献しています。
そんな大場朱羽さんはどのような子供時代を送ってきたのでしょうか。
大場朱羽さんの学歴や経歴を順に見ていきましょう。
大場朱羽の学歴・出身校
🔷#U20日本女子代表🔷
GK #大場朱羽
イーストテネシー州立大学『FIFA U-17女子ワールドカップウルグアイ2018ではチームとして戦った全4試合に出場しゴールを守った』#U20WWC #ワールドカップ#jfa #daihyo #nadeshiko#サッカー日本代表 pic.twitter.com/6r1lHupbGy
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) August 11, 2022
「好きな食べ物はマンゴー」と、南国の太陽のような明るい笑顔でインタビューに答えたことがある大場朱羽さん。
大場朱羽さんの出身校とそれぞれの特徴を、大学から小学校の順にご紹介します。
出身大学
大場朱羽さんは、2021年3月に高校を卒業後、秋にアメリカのイースト・テネシー州立大学に進学しました。
1911年に設立された大学で、多くのアメリカ大統領を輩出していることで有名です。
スポーツでは「Buccaneers(バッカニアーズ)」というチーム名で、サッカーや野球をはじめとした多くの競技に力を入れていることで知られています。
2007年にはキャンパス内に新しいサッカー場が建設され、競技に集中できる環境が整いました。
また、大場朱羽さんは2023年からはミシシッピ大学に所属していることが公表されました。
アメリカでは”Ole Miss”の愛称で親しまれており、ミシシッピ州を代表する大学の一つです。
近くにはトヨタ自動車の工場があることから、キャンパス内では日本語の補習を実施する学校が開設されており、日本人でも学びやすい環境が整っていると評価されています。
学校名 | East Tennessee State University(イースト・テネシー州立大学) |
学科・コース | 不明 |
偏差値 | - |
所在地 | Johnson City, Tennessee 37614, United States |
最寄り駅 | - |
公式サイトHP | https://www.etsu.edu/ |
著名な卒業生 | - |
学校名 | The University of Mississippi (ミシシッピ大学) |
学科・コース | 不明 |
偏差値 | - |
所在地 | P.O. Box 1848, University, MS 38677, United States |
最寄り駅 | - |
公式サイトHP | https://olemiss.edu/ |
著名な卒業生 | - |
大場朱羽さんの大学時代
高校を卒業後、大場朱羽さんは日本のアスリートや指導者の海外進出を推進する団体「GLED Sport」のサポートを受けて、イースト・テネシー州立大学に進学しました。
大学1年目からレギュラーゴールキーパー(GK)に定着し、アメリカ南部の大学で構成されるスポーツリーグ「サザンカンファレンス」の2021年度新人賞を受賞するなど、めざましい活躍を見せたのです。
その後、2023年の代表召集からは、所属先に「ミシシッピ大学」と記載されていることがわかっています。
大学が変わった経緯については明らかになっていませんが、活躍と共に明らかになっていくでしょう。
出身高校
大場朱羽さんの出身高校は、福島県立ふたば未来学園高等学校です。
2011年の東日本大震災により、福島県内では通学不能となる高校が多数発生しました。
人材育成が途絶えることを懸念した福島県双葉郡は「双葉郡教育復興ビジョン」を作成し、中高一貫校として2015年にふたば未来学園を開校したのです。
JFAが設立したスポーツエリート養成機関である「JFAアカデミー福島」と連携し、現在は学校間連携が認められている静岡県立三島長陵高等学校内にキャンパスがあり、サテライト校として授業を行っています。
同じくサッカー女子日本代表の遠藤純さん、横浜・F・マリノスで活躍中の植中朝日さんをはじめ、多くのサッカー選手がこの学校を卒業しています。
学校名 | 福島県立ふたば未来学園高等学校 |
学科・コース | 総合学科 トップアスリート系列 |
偏差値 | 46 |
所在地 | 〒411-0033 静岡県三島市文教町1-3-93 ※三島長陵校舎(静岡県立三島長陵高等学校内) |
最寄り駅 | 三島駅・・JR(東海道線)、伊豆箱根鉄道(駿豆線) |
公式サイトHP | https://futabamiraigakuen-h.fcs.ed.jp/ |
著名な卒業生 | 遠藤純、植中朝日(サッカー選手) |
大場朱羽さんの高校時代
中学時代からJFAアカデミー福島でサッカーのエリート教育を受けていた大場朱羽さんは、アカデミーの指定校であるこの高校で学んでいました。
サッカー選手としては2018年の FIFA U-17女子ワールドカップに日本代表として出場し、正GKとして全試合に出場しています。
当時の大場朱羽さんは「声が課題」だったと明かしました。
「味方のプレーが上手くいかなかった時に励ますのもGKの役割。声でチームの雰囲気も変わってくるので、もっと大きい声で伝え切れるようになりたいです」と語っています。
真剣にサッカーに取り組んでいるからこそ、GKにとって大切なことを肌で感じていたのですね。
出身中学校
大場朱羽さんの出身中学校は、裾野市立富岡中学校です。
1947に開校した長い歴史を持つ中学校で、2011年以降にJFAアカデミー生となった女子は全員この中学校に通っています。
回りは住宅地や田畑に囲まれ、自然豊かな環境に恵まれた学校で、生徒全員が部活動に参加することを原則としているユニークな学校です。
ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに所属の城和怜奈さん、アルビレックス新潟レディースに所属の沼尾圭都さんはこの学校の同級生で、JFAアカデミーの同期でもあります。
学校名 | 裾野市立富岡中学校 |
所在地 | 〒410-1107 静岡県裾野市御宿579 |
最寄り駅 | 裾野駅・・JR(御殿場線) 御宿バス停・・富士急シティバス(須山線、ぐりんぱ・イエティ線、裾野市内循環線) |
公式サイトHP | 裾野市立富岡中学校のサイト |
著名な卒業生 | 城和怜奈、沼尾圭都(サッカー選手) |
大場朱羽さんの中学時代
大場朱羽さんは、中学進学と同時にJFAアカデミー福島のセレクションに合格したため、地元を離れて静岡県で中学生活を始めました。
アカデミー生は6年間寮生活を行い、アカデミーと連携した学校に通いながらサッカーを練習します。
大場朱羽さんは1年生の11月にU-13日本女子選抜チームに召集され、韓国戦で世界デビューを飾りました。
当時から大型GKとして期待され、英才教育を受けていたのですね。
出身小学校
大場朱羽さんの出身小学校は非公表です。
小学生時代に所属していたサッカークラブによると、練習場所は藤沢市立八松小学校のグラウンドで、部員募集のチラシには「近所の小学校からのお友達もお待ちしています」とありました。
そのため、出身小学校は八松小学校、または藤沢市南部の公立小学校の可能性が高いです。
今後、情報が発信されることに期待しましょう。
大場朱羽さんの小学校時代
小学生時代の大場朱羽さんは、地元のサッカーチーム「八松サッカースポーツ少年団」(現:八松サッカークラブ)に所属していました。
入団当初はフィールドプレーヤー(FP)で、小学生の時にはGKを1回しか経験していませんでしたが、ボールを蹴る楽しさに目覚め、めきめきと腕を上げていったのです。
また、大場朱羽さんはサッカーだけでなくスポーツ全般が得意で、特にドッジボールが好きだったと振り返っています。
球技が好きで、活発な少女だったことがうかがえますね。
大場朱羽の経歴
手に汗握るPK戦🔥
セーブでチームを勢いづけた #大場朱羽 選手と5人目のキッカーとして勝利を決めた #田畑晴菜 選手⚽️#U20WWC #ワールドカップ#jfa #daihyo #nadeshiko#U20日本女子代表 pic.twitter.com/SJvSbV0Lh4
— JFAなでしこサッカー (@jfa_nadeshiko) August 22, 2022
湘南のイメージで知られる辻堂海岸の近くに生まれ、「小さい頃はよく海でトレーニングしていた」と語る大場朱羽さん。
大場朱羽さんがサッカーを始めたきっかけや経歴を見ていきましょう。
サッカー選手になったきっかけ
大場朱羽さんは8歳の時に幼なじみに誘われ、地元のクラブに入団したのがサッカーを始めたきっかけです。
何となく始めたサッカーですがたちまち夢中になり、クラブの練習日以外にも友人を誘って海に行き、砂浜でボールを蹴る日々を送りました。
当初はFPでしたが、コーチから「ドッジボールが得意なら、FPとGKの両方でアカデミーを受けてみたら」とアドバイスを受け、軽い気持ちで受験したJFAアカデミー福島のセレクションでGKとして合格したのです。
合格したことで親元を離れ、中学入学から高校卒業までの6年間はサッカー漬けの生活を送りました。
アカデミー在籍中はユース日本女子代表の常連で、特に2018年のFIFA U-17女子ワールドカップでは全試合に出場して世界との戦い方を身につけたのです。
大場朱羽さんの経歴
JFAアカデミー福島を卒業した女子選手の進路は「日本女子サッカーリーグの加盟チームに所属する」「国内の大学でサッカーを続ける」のいずれかが一般的です。
しかし大場朱羽さんは「海外の大学でサッカーの技術を磨く」という道を選びました。
2021年3月に高校を卒業後、一時は進路不明となりファンを心配させましたが、9月からはアメリカのイースト・テネシー州立大学に進学することが発表されたのです。
大学では1年生から正GKとしてプレーし、その年のサザンカンファレンスの最優秀新人賞を受賞しました。
2022年のU-20サッカー日本女子代表の中では唯一の海外からの召集メンバーとなり、日本は準優勝という好成績を収めています。
さらに2023年からはミシシッピ大学に籍を移し、プレーを続けていることがJFAのサイトで明かされました。
「国際派GK」と呼ばれることもある大場朱羽さんですが、中学生の頃から世界のサッカーを見てきたからこそ、「強い環境でサッカーを極めたい」という思いが強いのでしょう。
まとめ
大場朱羽さんの学歴や経歴について紹介しました。
幼なじみに誘われて軽い気持ちで始めたサッカーですが、持ち前の運動能力と周りの的確なアドバイスでたちまち上達し、小学校卒業後はサッカーの英才教育を受けました。
「出会ったことのない選手と対戦することで自分のレベルを知ることができ、それがモチベーションにつながる」と語る大場朱羽さんは、常に大きな舞台を楽しむことを心がけています。
自分を枠の中に納めず、何事にもチャレンジする姿勢が大場朱羽さんの伸びやかなプレーにつながっているのでしょう。
日本を飛び出し、世界の舞台で活躍を続ける大場朱羽さんに、私たちもエールを送りましょう。
大場朱羽のプロフィール
氏名 | 大場 朱羽(おおば しゅう) |
生年月日 | 2002年7月11日 |
出身地 | 神奈川県藤沢市 |
身長 | 171cm |
血液型 | 非公表 |