プロ野球セ・リーグの広島東洋カープで活躍し、現在はMLBのシカゴ・カブスに所属している鈴木誠也さん。
2022年4月にはMLBのルーキー・オブ・ザ・マンスに選ばれ、WBSCをはじめ国際試合の経験も豊富な、日本を代表するプロ野球選手の一人です。
そんな鈴木誠也さんはどのような少年時代を送ってきたのでしょうか。
鈴木誠也さんの学歴や経歴を順に見ていきましょう。
鈴木誠也の学歴・出身校
オールスター前最終戦、3-2で勝利!
ナイスゲーム!!
まずは前半お疲れ様でした!!
byスタッフ pic.twitter.com/iaGBX91lDv— 【公式】鈴木誠也(Seiya Suzuki)#27 (@suzuki_seiya_sb) July 18, 2022
左足を上げる独特の打撃フォームと、強肩を生かした外野からの鋭い返球が持ち味の鈴木誠也さん。
鈴木誠也さんの出身校とそれぞれの特徴を、大学から小学校の順にご紹介します。
出身大学情報
鈴木誠也さんは大学には進学していません。
高校を卒業後、2012年にドラフト2位指名を受けて広島東洋カープに入団しています。
全国大会の出場経験はない鈴木誠也さんですが、広島東洋カープのスカウトから打力と走力を高く評価されたことをきっかけにプロ入りすることを決意し、野手としてプロ志望届を出したのです。
出身高校情報
鈴木誠也さんの出身高校は、私立二松学舎大学附属高等学校です。
東京都千代田区に位置し、千葉県にある二松学舎大学附属柏中学校・高等学校とは姉妹関係にあります。
「三兎(学習・部活・行事)を追う生徒の心を育て、学力を伸ばす」を掲げ、のびのびとした教育をすることで有名です。
読売ジャイアンツの大江竜聖さん、千葉ロッテマリーンズの秋山正雲さんら多くのプロ野球選出を輩出しているほか、シンガーソングライターの安藤秀樹さんもこの学校の卒業生です。
学校名 | 私立二松学舍大学附属高等学校 |
学科・コース | 普通科 |
偏差値 | 51~56 |
所在地 | 〒102-0074 東京都千代田区九段南二丁目1番32号 |
最寄り駅 | 九段下駅・・東京メトロ(東西線・半蔵門線)、都営地下鉄(新宿線) 飯田橋駅・・東京メトロ(東西線・有楽町線・南北線)、都営地下鉄(大江戸線) |
公式サイトHP | https://www.nishogakusha-highschool.ac.jp/ |
著名な卒業生 | 大江竜聖、秋山正雲(プロ野球選手)・安藤秀樹(シンガーソングライター) |
鈴木誠也さんの高校時代
鈴木誠也さんは高校入学後、硬式野球部に入部しています。
現在は外野手の鈴木誠也さんですが、入部当時のポジションは投手で、1年生の秋からは不動のエースとして活躍していました。
ところが2年生の時に太ももを故障し、夏の東京大会で対戦相手にコールド負けを喫しています。
翌年の西東京大会も準決勝で敗れ、残念ながら甲子園の全国大会出場の夢はかないませんでした。
しかし高校生とは思えない速球を投げることや、打者として高校通算43本塁打を放つなど、その実力は高く評価され、プロ野球スカウトの目に留まることになったのです。
出身中学校情報
鈴木誠也さんの出身中学校は、荒川区立第九中学校です。
東京都荒川区のほぼ中央に位置し、都内に8校設置されている「夜間中学校」があることで知られています。
1993年度の日本アカデミー賞を受賞した映画『学校』シリーズのモデルになった中学校としても有名です。
『ViVi』の専属モデルとして活躍中の古畑星夏さんもこの中学校の出身で、鈴木誠也さんとは共通の知人を介して交流があることがわかっています。
学校名 | 荒川区立第九中学校 |
所在地 | 〒116-0012 東京都荒川区東尾久2-23-5 |
最寄り駅 | 町屋駅・・東京メトロ(千代田線、京成本線) 京成町屋駅・・京成電鉄(京成線) 東尾久三丁目駅・・東京都交通局(都電荒川線) 赤土小学校前・・日暮里・舎人ライナー |
公式サイトHP | 荒川区立第九中学校のサイト |
著名な卒業生 | 古畑星夏(モデル) |
鈴木誠也さんの中学時代
中学時代の鈴木誠也さんは、地元の強豪野球チーム「荒川シニア」に所属していました。
小学生の頃からその実力は抜きん出ており、「荒川に鈴木誠也あり」と噂になるほど有名な選手だったのです。
抜群の野球センスで活躍していた鈴木誠也さんですが、背番号はレギュラーをあらわす1桁ではなく、2桁の番号でプレーしています。
中学校では“ヤンチャ”で学校の成績がイマイチだったのが理由だと言われており、エースでありながら最後までエースナンバーを付けることはできませんでした。
他チームの指導者からは「なぜあの子が2桁の背番号なのか?」と不思議がられたと、当時の荒川シニアの関係者は語っています。
出身小学校情報
鈴木誠也さんは、荒川区立第五峡田(はけた)小学校を卒業しています。
1931年創立の長い歴史を持つ小学校で、「かしこい子 やさしい子 たくましい子」が教育目標です。
和楽器の演奏を授業に取り入れるなど、特徴ある教育を行っていることでも知られています。
モーニング娘の元メンバーで、芸能界を引退後にBUMP OF CHICKENの藤原基央さんと結婚した亀井絵里さんも、この小学校の卒業生です。
学校名 | 荒川区立第五峡田小学校 |
所在地 | 〒116-0001 東京都荒川区町屋三丁目17番24号 |
最寄り駅 | 町屋駅・・東京メトロ(千代田線)、京成電鉄(京成本線)、東京都交通局(都電荒川線) 一本松バス停・・都バス(草41) 原中学校入口バス停・・都バス(端44) |
公式サイトHP | 荒川区立第五峡田小学校 |
著名な卒業生 | 亀井絵里(元:モーニング娘) |
鈴木誠也さんの小学校時代
鈴木誠也さんは小学2年生の時に地元の名門チーム「荒川リトル」に入団しました。
同時に父親もチームにコーチとして入団し、チームとしての練習だけでなく、自宅でも父親とのマンツーマンの猛練習をしていたといいます。
毎日欠かさず親子で練習する姿は、荒川区が舞台の漫画『巨人の星』のようだと言われるようになり、「平成の星親子」としてテレビ番組『出没!アド街ック天国』で紹介されました。
現在の鈴木誠也さんの思いっきりのよいプレーは、この頃の練習のたまものなのかもしれませんね。
鈴木誠也の選手経歴
様々な感動が生まれた「WBSC Premier12」。
昨日の決勝戦で、日本が韓国を破り5-3で優勝を果たしました!
MVPの鈴木誠也選手には「アエロ・フュージョン ヴィクトリー」が贈呈されました。
ウブロと共に素晴らしい瞬間を過ごしたすべての方に感謝します!ウブロは野球を応援します@WBSC@Premier12 pic.twitter.com/kB9dKDGA2k
— ウブロジャパン/Hublot_Japan (@Hublot_Japan) November 18, 2019
試合での活躍がきっかけで生まれた「神ってる」が、2016年の新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれるなど、野球ファン以外にも大きなインパクトを与えた鈴木誠也さん。
鈴木誠也さんが野球を始めたきっかけや経歴を見ていきましょう。
選手になったきっかけ
鈴木誠也さんが初めて野球に触れたのは1歳の時でした。
よちよち歩きでおもちゃのプラスチック製バットを振り回して、ゴムボールを楽しそうに打っていたといいます。
野球好きだった父親に連れられ、小学校2年生の時に親子で「荒川リトル」に入団し、本格的な野球漬けの日々が始まりました。
チームではエースを務め、小学生とは思えない速球を投げ、鈴木誠也さんの球を捕球できるキャッチャーがいなくなると言う怪物ぶりを発揮しています。
中学校に入学後も「荒川シニア」で野球を続け、そのせいか学校の成績は体育と社会以外はオール1という成績だったそうです。
しかしながら父親は意に介さず「勉強するなら走ってこい!お前は野球で食べていくんだ」とゲキを飛ばしていました。
家族や周囲のバックアップを受けて、少年時代から野球選手になるのは必然だったようですね。
経歴・エピソード
中学卒業後は名門と言われる二松学舎大附属高等学校に進学し、ここでもエースを務めました。
ケガなどにより甲子園出場の夢はかないませんでしたが、その実力がプロ野球のスカウトの目にとまり、特に打力と走力は超高校級だと評判になります。
プロからの評価を受けて、鈴木誠也さんは野手としてプロ入りを決意し、ドラフト2位で広島東洋カープに指名されました。
当時の背番号は、幼少期からの憧れだったイチローさんと同じ「51」です。
ルーキーイヤーから一軍でプレーし、2021年までの9年間、カープでは不動の4番として活躍し、首位打者2回、ベストナイン6回、ゴールデングラブ賞5回など日本プロ野球界を代表する一人となります。
2021年のシーズン後にMLB挑戦を表明し、2022年からはシカゴ・カブスでプレーすることが発表されました。
MLB開幕戦から先発メンバーに抜擢され、年間通して安定した活躍を見せて、年間14本塁打を記録するなど、ルーキーとは思えない活躍を見せています。
これからも憧れのイチローさんと同じMLB選手として、より一層気合が入ったプレーを見せてくれることでしょう。
鈴木誠也さん プロフィール
氏名 | 鈴木 誠也(すずき せいや) |
生年月日 | 1994年8月18日 |
出身地 | 東京都荒川区 |
身長 | 180cm |
血液型 | A型 |
まとめ
鈴木誠也さんの学歴や経歴について紹介しました。
野球好きの父親を持ち、「平成の星親子」と言われた少年は、今では星飛雄馬を超える世界レベルの選手に成長しました。
自身のプレーを「神ってる」と言われることをうれしく思いつつも、「実力だ」と言ってもらえるように陰で努力を続けたからこそ、今の鈴木誠也さんがあるのでしょう。
残念ながら2023のWBCは怪我の為、辞退になってしまいました。
MLBで、見せてくれるであろう鈴木誠也さんの活躍を見られるのが楽しみですね。