プロ野球セ・リーグの横浜DeNAベイスターズに所属の今永昇太さん。
2022年にはチームにとっては52年ぶりとなるノーヒットノーランを達成するなど、チームの大黒柱として活躍中の投手です。
そんな今永昇太さんはどのような少年時代を送ってきたのでしょうか。
今永昇太さんの学歴や経歴を順に見ていきましょう。
今永昇太さん 学歴・出身校
今永くん、ノーヒットノーラン達成おめでとうございます🎉🎉👏👏👏#baystars #今永昇太 #ノーヒットノーラン pic.twitter.com/UwrfbQ0BBX
— masa (@masa1833793469) June 7, 2022
ヒーローインタビューでの落ち着いた態度や独特な受け答えが評判になり、「投げる哲学者」の異名を持つ今永昇太さん。
今永昇太さんの出身校とそれぞれの特徴を、大学から小学校の順にご紹介します。
出身大学情報
今永昇太さんの出身大学は、駒澤大学です。
1925年に設立された仏教系・曹洞宗の私立大学で、駒沢キャンパスは都内でも有数の高級住宅地と言われる世田谷区にあります。
野球部は東都大学野球連盟に所属し、1部リーグでは通算27回の優勝を誇り、部内の上下関係が厳しいことでも有名です。
横浜DeNAベイスターズのチームメイトである戸柱恭孝さんや中日ドラゴンズの大島洋平さんなど多くのプロ野球選手を輩出しているほか、政財界や法曹界、芸能界など多くの分野で卒業生が活躍しています。
学校名 | 駒澤大学 |
学科・コース | 経済学部 |
偏差値 | 50~55 |
所在地 | 〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1 ※駒沢キャンパス |
最寄り駅 | 駒沢大学駅・・東急電気鉄道(田園都市線) 駒沢バス停・・東急バス(1番、4番、5番、23番、41番) 駒沢公園西口バス停・・東急バス(1番) ※駒沢キャンパス |
公式サイトHP | https://www.komazawa-u.ac.jp/ |
著名な卒業生 | 戸柱恭孝、大島洋平(プロ野球選手)・東貴博(タレント) |
今永昇太さんの大学時代
東都大学リーグで活躍したい、という思いを胸に上京した今永昇太さんは、入学後の5月に早くも初登板を果たしています。
その時の捕手は3学年先輩で、現在も横浜DeNAベイスターズでバッテリーを組む戸柱恭孝さんです。
投球で悩むことも多かった今永昇太さんですが、戸柱恭孝さんのアドバイスを受けて2年生からはエースとして活躍します。
3年生の春季リーグ戦では3試合連続完封勝利を挙げるなど貢献度も高く「大学ナンバーワンの左腕投手」と呼ばれました。
プロ入り後も今永昇太さんは自主トレで母校のグラウンドを使うなど、今でも大学とのつながりは深いようですよ。
出身高校情報
今永昇太さんの出身高校は、福岡県立北筑高等学校です。
北九州市の西部に位置し、1978年に開校した公立高校で、国際的な視野を持つ人材育成を目的とした英語科があることでも知られています。
校訓は「向学・自立・飛翔」で、現在に生きるたくましい人間を育てることが学校目標です。
俳優の野間口徹さん、漫画家のMariaさんもこの学校の卒業生です。
学校名 | 福岡県立北筑高等学校 |
学科・コース | 不明 |
偏差値 | 57 |
所在地 | 〒807-0857 福岡県北九州市八幡西区北筑1-1-1 |
最寄り駅 | 今池駅・・筑豊電気鉄道 北筑高校バス停・・西鉄バス(57番) 永犬丸4丁目バス停・・西鉄バス(77番) |
公式サイトHP | 福岡県立北筑高等学校のサイト |
著名な卒業生 | 野間口徹(俳優)・Maria(漫画家) |
今永昇太さんの高校時代
今永昇太さんは高校に入学後、硬式野球部に入部しています。
地元では進学校として知られ、下校時刻に合わせ「平日の練習時間を2時間半に限る」というルールのもと、限られた時間内で練習に励みました。
野球強豪校ではありませんでしたが、3年生の春季福岡県大会に先発し、相手校から14個の三振を奪ったことで、NPBスカウトから一気に注目を集めます。
高校卒業後にプロ入りすることも考えましたが、もっと腕を磨きたいと考え、大学に進学して野球を続けようと決意したのでした。
出身中学校情報
今永昇太さんの出身中学校は、北九州市立永犬丸(えいのまる)中学校です。
地元では「永中(えいちゅう)」の愛称で親しまれ、市内を横切る県道281号線沿いに校舎があります。
公立中学校には珍しく、公式キャラクターが存在することでも有名です。
エイをモチーフにした「えいまるくん」は学校の合言葉であるABCD(当たり前のことを・バカにしないで・ちゃんとやれる人こそ・できる人)を教えてくれています。
高校の先輩でもある俳優の野間口徹さんも、この中学校の出身です。
学校名 | 北九州市立永犬丸中学校 |
所在地 | 〒807-0851 福岡県北九州市八幡西区永犬丸4-5-1 |
最寄り駅 | 永犬丸駅・・筑豊電気鉄道 今池駅・・筑豊電気鉄道 永犬丸中学校前バス停・・西鉄バス北九州 |
公式サイトHP | 市立永犬丸中学校のサイト |
著名な卒業生 | 野間口徹(俳優) |
今永昇太さんの中学時代
中学時代の今永昇太さんは、軟式野球部に所属していました。
地元には硬式野球チームもありましたが、今永昇太さんは「今までソフトボールをやってきたので、急に硬式に変わるのは怖かった」と、軟式野球を選んだ理由を明かしています。
ポジションは投手でしたが、当時は「打つことが好きだった」と語り、平日はバッティングに熱を入れる日々を送りました。
当時は小柄で目立たない存在でしたが、今永昇太さんは中学時代に「なぜその練習をするのか、価値を見出すことが自分のためになる」ことを知ったと語っています。
「投げる哲学者」のルーツは中学時代にあったのかもしれませんね。
出身小学校情報
今永昇太さんの出身小学校は、北九州市立永犬丸西小学校です。
八幡西区の住宅地の中にあり、かつてはマンモス校として知られていましたが、近年の生徒数は減少傾向だと言われています。
小学校にも「ニシッキー」という気をモチーフにした公式キャラクターが存在し、学校の重点目標である「あいさつ・げんき・ことば」と書かれた札を持っている姿がかわいいと好評です。
学校名 | 北九州市立永犬丸西小学校 |
所在地 | 〒807-0852 福岡県北九州市八幡西区永犬丸西町4-4-1 |
最寄り駅 | 三ヶ森駅・・筑豊電気鉄道 永犬丸西小学校入口バス停・・西鉄バス北九州 |
公式サイトHP | 市立永犬丸西小学校のサイト |
著名な卒業生 | – |
今永昇太さんの小学校時代
小学生時代の今永昇太さんは、ソフトボールチームでプレーしていました。
地元では野球よりもソフトボールが盛んで、兄が入団していた影響もあり、自然な流れでソフトボールを始めた、と今永昇太さんは振り返っています。
低学年の頃は「9番・ライト」からスタートし、慣れるにつれてさまざまなポジションで経験を積むようになりました。
ピッチャーを任された時には、ソフトボールの特徴ともいえる下投げを練習し、結構速い球を投げられるようになっていたといいます。
しなやかな投球フォームが持ち味の今永昇太さんですが、ピッチングの基礎はこの頃に作られたのかもしれませんね。
今永昇太さんの選手経歴
DeNAキャンプで一際目を引くのが、今永選手の派手なグローブ✨
お気に入りの“フレッシュグリーン”のグローブで練習しています⚾️
今年は東京五輪でも左のエースとしての活躍が期待される今永選手、こだわりのグローブにも注目です‼️#DeNA #今永昇太 #グローブ #フレッシュグリーン pic.twitter.com/zaBPzl6zJc— TBS 野球『S☆1 BASEBALL』 (@tbs_baseball) February 6, 2020
自らスーパーに出向いて食材を買い、料理もこなしてしまう「料理男子」でもある今永昇太さん。
今永昇太さんが野球を始めたきっかけや経歴を見ていきましょう。
選手になったきっかけ
今永昇太さんは幼稚園の頃にソフトボールと出合いました。
5歳上の兄が永犬丸西ソフトボールクラブに入団しており、練習の手伝いをする母親に連れられて、練習を見学に行っていたと言います。
そのうち、「せっかくグラウンドに来ているならプレーしてみれば」という話になり、入団できる年齢ではなかったものの、特別参加という形でソフトボールを始めることになったのです。
小学校を卒業するまでソフトボールを続け、中学校では軟式野球部に入部し、高校では子硬式野球に転向しました。
「高校時代は、憧れの先輩がいた」と今永昇太さんはインタビューで明かしています。
その先輩とは、興南高等学校でエースを務め、中央大学に進んだ島袋洋奨さんです。
同じ左腕で「琉球トルネード」と言われた島袋さんの投球に衝撃を受け、島袋さんと同じ大学への進学を希望しましたがかないませんでした。
そこで、同じ東都大学リーグに所属する大学で対戦をしたいと考え、駒澤大学への進学を決めたのです。
経歴・エピソード
大学では1年生の春からリーグ戦に登板し、3年生の時には島袋さんとの先発対決で見事完投勝利を飾るなど、「大学ナンバーワンの左腕投手」と呼ばれるようになります。
4年生の時に肩を故障し、ぎりぎりまで悩んだ結果プロ志望届を出し、2015年のドラフト1巡目で横浜DeNAベイスターズに指名されました。
ルーキーイヤーから先発ローテーション入りし、翌2017年にはチームの日本シリーズ進出にも貢献しています。
安定した投球が評価され、日本代表にも選ばれてアジア各国やオーストラリアに遠征し、海外でも爪痕を残しました。
正確で冷静な投球スタイルと考え抜かれた野球理論を持ちながら、インタビューで見せる「今永語録」とのギャップに魅せられるファンも多いのです。
すごい選手なのに身近な存在に感じられるところが、今永昇太さんの魅力の一つでもあるのでしょうね。
まとめ
今永昇太さんの学歴や経歴について紹介しました。
「兄の後を追ううちに、気がついたらソフトボールをしていた」という少年は、高校で初めて硬式野球に触れ、その奥深さに魅せられてしまいます。
時間があれば他の選手の投球を見て研究し、自分に合ったスタイルを求め続けて今では誰も真似できない独自の理論を持つことになったのです。
これからも「投げる哲学者」として、日本の快進撃の立役者になってくれることでしょう。
WBCやNPBで今永昇太さんがどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみですね。
今永昇太さん プロフィール
氏名 | 今永 昇太(いまなが しょうた) |
生年月日 | 1993年9月1日 |
出身地 | 福岡県北九州市八幡西区 |
身長 | 178cm |
血液型 | A型 |