ファミマの店舗で、自作のシールが作れるマルチコピー機を見かける機会が増えました。
また、シールを作れるマルチコピー機は、ローソンの一部店舗でも取り扱っています。
スマホやパソコンに保存したお気に入りの画像をシール紙にプリントしてくれるので、世界で1枚だけのオリジナルシールが手軽に作れると人気です。
コンビニのマルチコピー機で作成できるオリジナルシールのサイズや材質、料金や作成手順を詳しく見ていきましょう。
コンビニでシール印刷がファミマはできる
ファミマとローソンでは、シール印刷対応のマルチコピー機のへ切り替えが順次行われています。
ファミリーマートは2021年冬から取り扱いが開始されていますが、すべての店舗にマルチコピー機が設置されているわけではありません。
ファミリーマートでは2022年にFamiポートが廃止され、マルチコピー機への機能統合が行われました。
一方でローソンの一部の店舗では、2020年春頃からマルチコピー機の設置を開始しています。
しかし、両コンビニ共に店舗の広さなどの事情から、対応機種の入れ替えができていないこともあるようです。
シール印刷ができるマルチコピー機のあるコンビニは、「コンビニ店舗検索-ネットワークプリントサービス」のサイトを利用するとすぐに見つけられますよ。
大まかな場所を検索し左上の虫眼鏡マークを押し「シール紙にプリントしたい」を選ぶと、シール印刷対応のコピー機がある店舗が地図上に表示されます。
さらに店舗を選択すると、「シール紙」と「対応サイズ」が表記されるので、欲しいシールがどこの店舗で作れるのかまで一目でわかります。
また、店頭に置かれているマルチコピー機がシール対応機種かどうかも簡単に見分けられるんです!
マルチコピー機の操作画面がコイン投入口側についていて、画面左上に「シール紙・はがきプリント対応」と表記されているのが特徴です。
ちなみに、2024年現在、残念ながらセブンイレブンでシール印刷サービスは提供されていません。
シール印刷をしたい場合は、ファミリーマートかローソンのマルチコピー機設置店に足を運ぶ必要があります。
プリントのサイズと料金
ファミリーマートもローソンも、シール印刷のプリントサイズは3種類から選べます。
・2L版(127mm×178mm) 1枚300円
・スクエア(127mm×127mm) 1枚250円
ただし、iPhoneやandroid用無料アプリ「コンビニシール俱楽部」で作成したデータを印刷する場合は、料金が異なります。
・2L版(127mm×178mm) 1枚400円
・スクエア(127mm×127mm) 1枚320円
アプリを利用してデータの印刷をする場合、少し値段が高くなる点にご注意ください。
シール印刷の最適画像サイズ
基本的にシール印刷が可能なデータの形式は、2種類。
JPEG (拡張子 jpg, jpeg)とPNG (拡張子 png)ですが、実はPDFの文書を印刷する方法もあります。
今や「推し活」にシール印刷は欠かせないものになっています。
自分の好きなアイドルや俳優の写真を印刷してステッカーにして、スマホやファイルなどに貼っていつでもどこでも見ていられるようグッズにして楽しむ人も多いようです。
ただ、写真以外にも好きなキャラクターでステッカーを作ったり、自分で作成したオリジナルのラベルやロゴを印刷してグッズを作成したい人もいますよね。
インテリアに生かしたり、カレンダーや予定表をシールにして好きな所へ貼れる便利なアイテムの作成など、アイディア次第では様々な使い方、楽しみ方ができます。
推奨画素数は「640×480ピクセル以上」。
画像サイズは「320×240ピクセル以上」が印刷でき、それ以下のサイズの場合は引き延ばされて画質が粗くなってしまいます。
ただ、iPhoneの標準カメラで撮影した場合の画像は4,032×3,024ピクセル。
なので、スマホで撮影した画像を印刷した場合、画質に問題が出ることはほぼありません。
シール印刷に適した書き込み解像度は600dpiですが、L判、2L判共に一般的に300dpiの実寸で十分対応できるようです。
画像解像度を300dpiで換算した場合、L判は127×89mmなので1051×1500ピクセル、2L判は127×178mmなので1500×2102ピクセルになります。
シール印刷の耐水性と耐久性
マルチコピー機に使用されているシール紙は通常の写真の光沢紙同様、ツルツルつやつやとした紙に印刷されます。
濡れたティッシュでふき取ってもまったく落ちることはない耐水性で水をはじいてくれます。
紫外線には弱いようで、真夏の屋外で直射日光に当てると、翌日には色あせてしまいました。
屋外での使用には注意が必要ですね。
一方で、屋外に貼って2週間経っても、シールがはがれることはありませんでした。
直射日光などの紫外線にさえ気を付ければ、耐久性もあり、水にも強く長く楽しめると言えるでしょう。
データからシール印刷の5つの方法
スマホやパソコンのデータをコンビニのマルチコピー機でシール紙に印刷する方法は、5種類です。
基本的には10桁のユーザー番号があるかないかで手順が変わります。
手元にユーザー番号がある人は必ず控えるなどして、忘れずにコンビニへ持参するようにしてください。
5つの印刷方法
1.画像をUSBメモリやメモリーカードに保存してマルチコピー機で読み込む方法
「USBメモリ(Type-A/Type-C)」「SDカード/microSDカード」「メモリースティック デュオ」「CD/DVD」に対応しています。
2.スマホアプリからマルチコピー機に画像データを転送する方法
あらかじめ無料アプリ「PrintSmash(プリントスマッシュ)」のダウンロードが必要です。Wi-Fi接続を利用してデータ転送をします。
3.Webサイトに画像をアップロードしてマルチコピー機で出力する方法
4.スマホアプリに画像を登録してマルチコピー機で出力する方法
5.LINEで画像を送信してマルチコピー機で出力する方法
いずれも登録した際に発行される10桁のユーザー番号を、マルチコピー機で操作画面に入力する必要があります。
コンビニのマルチコピー機でのシールの作り方
上記の1.~5.のどの方法で印刷するかによって、多少操作方法が変わります。
ファミリーマートとローソンでは画面や選択手順が異なる場合がありますが、基本的には画面の表示通りに進めていけば簡単に印刷することが可能です。
まずメニュー画面が表示されたら右上の青い枠をタッチしましょう。
10桁の番号がない場合(上記1.2.)
「写真・文書プリント」を選択して文書か写真かのファイルタイプを選択しタッチします。
この後プリントのメニューがでてきた場合は「画像プリント」をタッチします。
用紙の選択画面まで進んだら「シール紙」を選択しタッチしましょう。
10桁のユーザー番号がある場合(上記3.~5.)
「ネットワークプリント」のボタンをタッチしてユーザー番号を入力していきます。
番号を入力した時にプリントを選択するメニュー画面が出た際には「画像プリント」をタッチします。
もしくは、プリントのメニューが出ずそのまま用紙の選択画面が出てきた際には「シール紙」をタッチしサイズ選択まで進めます。
シール紙にはさまざまなサイズが用意されています。
・インデックスプリント(L版に20コマ2Lに40コマ)
・カレンダープリント(L、2L版共にファイルとカレンダーの印刷)
・ましかくプリント(L版か真四角どちらか選択) ※スクエアプリントとも呼ばれる
・証明写真プリント(L版1種類。用紙サイズではなく証明写真の種類の選択をする)
用途に合わせてサイズを選びましょう。
まとめ
オンリーワンのシールがコンビニで手軽に作れる時代です。
思い立ったらすぐに作れるのはうれしいですね。
シール印刷ができるマルチコピー機の取り扱いは、ファミリーマートとローソンの一部店舗で始まっています。
取り扱いのない店舗もあるため、事前にお近くのファミマかローソンを確認してくださいね。