東京五輪フェンシング・エぺ(男子)の山田優さんは、中学2年生時にフルーレからエペに転向して成績を伸ばしてきた選手です。
そんな山田優さんは、どんな経歴でどこの出身なのでしょうか。
山田優さんの学歴・出身校
山田優さんはどのような学歴の持ち主なのか、プロフィールから出身校、家族構成、子供の頃のエピソードについて見ていきましょう。
山田優さんのプロフィール
氏名 | 山田優 |
生年月日 | 1994年6月14日 |
出身地 | 三重県 |
身長 | 184cm |
体重 | 73kg |
血液型 | O型 |
山田優さんの学歴・出身校
大学は日本大学を卒業しています。
フェンシング部は、1948年に創部してから全日本学生選手権団体優勝25回、全日本学生王座決定戦優勝33回と素晴らしい実績を誇った名門校です。
高校は三重県立鳥羽高等学校を卒業されました。
三重県立鳥羽高等学校は、三重県鳥羽市安楽島町にある公立高校です。
フェンシング部は常に上位の成績を収め、全国大会にも何度か出場しています。
フェンシングでオリンピックを目指す選手は、JOCアカデミーや強豪校に進みますが、山田優さんは地元から通えてフェンシングができる環境を選びました。
中学校は鳥羽市立鳥羽東中学校を卒業されました。
鳥羽市立鳥羽東中学校は、三重県鳥羽市安楽島町にある公立中学です。
中学ではフェンシング部がなかったため、フェンシングクラブに通って練習されていました。
この頃にフルーレからエペに転向しています。
小学校は鳥羽市立安楽島小学校です。
フェンシングを始めたのは小学2年生で、同じ市営住宅に住んでいた子にいじめられていて、やり返したいと思って始めたそうです。
山田優さんの子供時代とご家族情報
アジア選手権個人優勝!素直に嬉しい。普段から全力でサポートしてくれてる妻に感謝。金メダルかけてあげられてよかった!団体も頑張るぞー!
応援してくださった皆様、ありがとうございました🙇♂️🙇♂️ pic.twitter.com/yR2AKIophM— 山田優 (@masaru_fencing) June 15, 2019
山田優さんは、三重県鳥羽市生まれで高校まで地元で生活されています。
ご家族の情報はあまり公開されていませんが、母子家庭だったことは確認できました。
また、姉の山田あゆみさんもフェンシングをしており、同じ高校大学を卒業されています。
2017年の全日本選手権では、姉弟で優勝するほどの実力を持っており、ナショナルチームの一員として世界でも活躍されています。
東京五輪は、残念ながら代表に慣れませんでしたが、それにしてもすごい姉弟です。
2018年3月にはご結婚されており、奥様は大橋里衣さんで、フェンシングエペの選手をされていました。
奥様の実力もかなりで、2018年の全日本選手権で優勝するほどです。
現在は引退され、優さんのサポートをしています。
2020年にはお子さんも産まれ、プライベートもかなり充実されているのが伺えます。
一流フェンシング選手同士の間に生まれたお子さんの将来、楽しみで仕方ないです。
山田優さんの経歴
山田優さんは、中学2年生からエペに転向し、素晴らしい活躍をしてきました。
そんな山田優さんは、いったいどのような経緯でフェンシングに出会い、どんな実績があるのでしょうか。
フェンシングとの出会い
11月2日(土)〜3日(日)に渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)で行われる《第72回全日本フェンシング選手権大会(個人)》の男子エペ決勝に山田優(まさる)3等陸尉が出場します!
2年ぶりの優勝を目指して頑張ります!! pic.twitter.com/XXJjLlAvR8— 自衛隊体育学校 (@pts_pr_official) November 1, 2019
山田優さんは、小学2年生でフェンシングに出会います。
きっかけは、当時住んでいた市営住宅の上の階に住んでいた子に、いじめられており、そのいじめっ子がフェンシングを習っていたので、同じフェンシングでやり返したいと思い始めました。
経歴・エピソード
いじめっ子をやり返したい思いでいつも練習に取り組んでいましたが、最後まで勝つことができなかったそうです。
そのいじめっ子に勝つことを諦めて、フェンシングを楽しもうと切り替えてから、徐々にいい成績を残せるようになってきました。
ただ、中学2年生まではフルーレを専門にしていましたが、自分の思うような結果が出ずにもがいていました。
そんな時、なにかきっかけが掴めればとエペの試合に出たところ、2010年からフェンシングエペ日本代表のコーチであるオレクサンドル・ゴルバチュクさんに目をつけてもらい、エペに転向します。
まさにそれがターニングポイントとなり、高校2年、3年とインターハイ連覇を果たすほどの選手になりました。
母子家庭ということもあり、ゴルバチュクさんを父親のような存在と語っています。
その後、日本大学に進学しても実力が衰えることはありません。
2014年にブルガリアで行われた、世界ジュニア選手権で日本エペ男子史上初の優勝を果たしました。
日本大学卒業後の現在は、自衛隊体育学校に所属しています。
ただ、大学卒業後は伸び悩み、中々結果も出せなかったので2016年リオデジャネイロ五輪では代表になれず、エペ代表選手の練習相手として同行していました。
その大会で優勝した仲が良く、ライバルでもある韓国の選手に「次の五輪の決勝ではお前と戦いたいから頑張れ」と発破をかけられ、もっと本気でフェンシングと向き合うようになったそうです。
そして、2017年の全日本選手権を優勝し、2019年アジア選手権も優勝します。
最近では2020年にブダペストで行われた国際大会グランプリで見事初優勝を果たしました。
現在フェンシング男子エペの世界ランキングではなんと2位につけています。
一度代表落ちした経験と、ライバルの存在が今に活きてるのですね。
主な戦績
山田優さんは、中学2年生でエペに転向し、高校で一気に実力を上げました。
主な戦績は以下の通りです。
2011.12年全国高校総体 優勝
2014年世界ジュニア選手権 優勝
2017年全日本選手権 優勝
2019年アジア選手権 優勝
2019年全日本選手権 優勝
2020年グランプリドーハ大会 3位
2020年グランプリブダペスト大会 優勝
まとめ:山田優の学歴・出身校と経歴
今回は、東京五輪フェンシングエぺ(男子)の山田優さんについてご紹介しました。
元々いじめられっ子でそれがきっかけでフェンシングを始め、中学2年生でオレクサンドル・ゴルバチュクさんに出会いエペに転向してから競技人生が一転した山田優さん。
結果が中々ついて来ず何度か挫折しそうになりましたが、奥様などに支えられここまで来ることができました。
東京五輪でも、奥様と二人三脚でメダルを獲得する活躍を期待しましょう。