話題に上っているカンボ蛙治療ですが、かなり危険な治療と噂されています。
では、その毒にはMDMAの様な幻覚作用が有るのでしょうか。
また、カンボ蛙治療の毒の副作用がどんなものなのか。
全く未知の領域なので、調査してみました。
カンボ蛙治療の毒!幻覚を見る?幻聴は?
フタイロネコメの毒はデルフィンという神経毒だという情報が有ります。
そして、道端ジェシカさんが逮捕の原因となったMDMAと同じように幻覚などを見るのか気になりますね。
二つを比べてみました。
フタイロネコメの毒の状態
フタイロネコメの毒は皮膚から出るので、触るとぬめっとしたものが出てきます。
触るとしびれると感じた人もいるそうですが、長く触らなければ大丈夫なようです。
デルフィンですが、殺虫剤や農薬に使用されているようです。
フタイロネコメの毒がデルフィンかははっきりしませんでした。
「カンボ蛙治療」では皮膚に中度の火傷をさせ、その箇所にアマゾン流域に生息するフタイロネコメガエルの皮膚から分泌される毒を塗りこみます。
すると、毒が血液に入ります。
症状としては、吐き気や嘔吐などの反応が起こるようです。
幻覚を見るという情報は出てきませんでした。
MDMAの状態
一方、MDMAは、脳内のセロトニン等を過剰に放出することで、人間の精神状態に多幸感、他者との共感などの変化をもたらすとされています。
経口摂取した後、30分から1時間で前述の精神変容が現れ、4~6時間程度続くとされています。
MDMAは、典型的な幻覚剤とは異なる心理的作用を有し、認知と社会的相互作用に影響を及ぼし、開放性や感情への反応性を増加させるとともに、他者への親近感を生じさせます。
また、MDMAはオキシトシンの放出を増加させ、神経生物学的領域の研究であるオキシトシンとバソプレッシンによる人間のつながりと触れ合いの影響にも関係しています。
これだけを見ると、MDMAが多幸感を味わえるのに比べて、フタイロネコメの毒は苦しいようですね。
カンボ蛙治療の毒!副作用どんな
カンボ蛙治療に使われる毒にはどんな副作用があるのでしょう。
カンボ蛙治療の副作用は、先にお伝えした「吐き気や嘔吐などの反応が起こる」だけではありません。
火傷跡や皮膚刺激などの副作用に加えて、重篤な場合にはショックや心停止なども起こる可能性があります。
この治療は、得られる効果よりも副作用のリスク方が高く、よほどの理由がない限り受けるべきではありません。
また、使われるカエルであるフタイロネコメガエルは、開発による生息地の破壊等により、年々生息数が減少しているため、生態系への影響も考慮しなければなりません。
この治療を行うと、そのカエルの減少が懸念されます。
まとめ
カンボ蛙治療に使用されるフタイロネコメガエルの毒には、吐き気や嘔吐などの反応が有ります。
また、火傷跡や皮膚刺激などの副作用があり、重篤な場合にはショックや心停止が起こる可能性があることが知られています。
一方MDMAは、脳内のセロトニン等を過剰に放出することで、人間の精神状態に多幸感、他者との共感などの変化をもたらすとされています。
ですので、フタイロネコメガエルの毒で幻覚作用がある可能性は低いと思われます。